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「もう創造神じゃん」 “ほぼ100均の材料”でジオラマをDIY→“美術品レベル”の完成度で110万再生 「言葉が出ません」「感服しました」(1/3 ページ)

『Dr.STONE』に発想を得たそうです。

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 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2021年7月に投稿された精密なジオラマ作りの動画です。記事執筆時点で110万回以上再生され、約3万3000件の高評価を獲得しています。

DIY diorama 加湿器をお洒落にする為にジオラマを作る。Miniature inspired by Dr.STONE making humidifier stylish

植木鉢が“岩山”に……!?

 動画を投稿したのは、ミニチュアやドールハウス、ジオラマを趣味で制作する様子を伝えるYouTubeチャンネル「Hanabira工房」。動画では、漫画『Dr.STONE』の“石化シーン”に感化されたというジオラマの制作過程を詳細に紹介しています。

 まず、丸い植木鉢の底に発泡スチロールの円柱を貼り付け、鉢の開口部は円盤上にカットした発泡スチロールでふさぎます。次に、インテリア用の樹皮を鉢や円柱に貼り付けていき、隙間を石粉粘土で埋めたあと、しっくいを全体に塗ります。

植木鉢と発泡スチロールの円柱
100均で買った植木鉢と発泡スチロールの円柱

 そのあと塗装して岩に見える部分と土に見える部分をそれぞれ作ると、“岩山”の出来上がりです。さらに、グリーンモスをボンドと混ぜて、ところどころに付着させていくとこけが生えている感じに。

植木鉢が“岩山”に
植木鉢が“岩山”に!

文明終焉後のビル群が出現

 次にジオラマ全体の台となるものとして、額縁にプラスチック段ボールをはめて石粉粘土を広げたものを用意します。そこを水色に塗装してレジン(樹脂素材)を流し込み、表面をボンドで加工すると水面のようになります。

 一方、厚紙などで細かい格子状のパーツを作り、組み合わせていくとミニチュアのビルに。そこへ汚し塗装を加えると“廃墟ビル”の完成です。

 額縁に植木鉢製の“岩山”と、厚紙製の“廃墟ビル”を配置し、砕いたスポンジを緑に着色したもので隙間を埋めていくと、“文明終焉後に自然の森に飲み込まれていくビル群”といった雰囲気になりました。

文明終焉後に自然の森に飲み込まれていくビル群
文明終焉後に自然の森に飲み込まれていくビル群が出現

川から流れ落ちる滝の先には……

 “岩山”は広い面が上になった台地になっており、今度はその上面部分に川と森を作っていきます。川は新たにカットした発泡スチロールで土手を大まかに作って造形し、UVレジン(紫外線ライトで即座に固まる樹脂素材)を流し込んで水を表現します。

 さらに、UVレジンによって板状に水を表現したものを作り、川の端から真っすぐ下の“水面”まで垂らすように固定すると“滝”が出現。川の周囲を針金などで作った樹木と色和紙などで作った雑草で埋めると、“川の流れる森”が完成しました。

 完成したジオラマは、フタ付きの箱に水入りのカップとそこへ浮かべて使う加湿器をセットしたものの上に置きます。箱のフタにはあらかじめ穴を空けており、箱の上にジオラマを乗せるとちょうど滝つぼのところから水煙のように蒸気が出てくる仕組みとなっています。このアイデア、すごすぎる……。

完成品
完成!

 レジンなど一部の素材や加湿器などを除き、ほとんどの材料はダイソーなど100円ショップのものを使っているというのもまた驚くべき点です。

「驚嘆しかない」「気の遠くなるような作業」

 途方もない時間をかけたと思われる緻密な作業に、「もう創造神じゃん」「お洒落すぎて言葉が出ません」「何回見てもマステの作業は意味わからんくらいすごい…」「もうジオラマというより美術品です。感服しました」「凄すぎる……どこにでもある物で、どこにもない物を作り上げた……」「なんか驚嘆しかない、材料が身近だけにすご味が増しますね、すごいなぁ……」「ガチで展覧会開いてもいいんじゃないかのレベル」「マジで作業の細かさと正確さが正気じゃないくらい凄い」「気の遠くなるような作業……素晴らしかったです」など絶賛の声が多く寄せられています。

 また、ほとんどの材料が100円ショップのものである点について、「主さんと100均に行ったら凄く楽しそう……!」という声も見られました。

動画提供:YouTubeチャンネル「Hanabira工房

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