粉々の炭に片栗粉を混ぜ、火をつけたら…… バーベキューに大活躍、捨てるしかなかった炭のリサイクル術に「昔の人の知恵は凄い」(1/2 ページ)
手羽中やステーキがいい感じに焼けました。
炭のかけらや粉を片栗粉で固めたら……? リサイクル炭の自作に初挑戦する動画がYouTubeに投稿されました。結構火力があるんだなぁ!
意外と簡単にできる炭団
動画を投稿したのは、たき火やロケットストーブなどに関する動画を数多く公開しているYouTubeチャンネル「ハナココ」。今回は初めての炭団(たどん)作りに挑戦します。
炭団とは、炭のかけらや粉をノリ(粘着剤)を使って成形する伝統的なリサイクル炭のこと。炭を使っていると、どうしても出てしまうかけらや粉。以前は捨てていたそうですが、炭団という形で再利用できることを知ってからは溜めていたそうです。
使う炭は細かいほうがいいいので、まずはふるいにかけます。細かくない炭のかけらは丈夫なビニール袋に入れてタオルでくるみ、ハンマーでたたいて砕きます。
ノリには片栗粉を使用。お湯に片栗粉を溶かしたものを砕いた炭に少しずつ加えて、ちょうどよく固められそうな質感になったところで団子状に丸めます。予想外にまとまりやすかったようで、投稿者は「ホント簡単! めちゃくちゃ作りやすいです」と感想を口にしました。
2日間乾燥させた炭団をたたき合わせるとカチカチという音がします。その後、実際に着火してみることに。砕いたかけらを丸めたもの、砕いたかけらをふわっと丸めたもの、大きめのかけらを丸めたもの、炭の粉を丸めたもの……の4種類で比較しました。
結果、最初に火がついたのはふわっと丸めたもので、なかなか火がつかないのは炭の粉をまとめたものでした。表面が白い灰におおわれていてよくわかりませんが、サーモメーターで測るとしっかり火がついていることを確認できます。着火した炭団をいろりに移すと、ころころと丸い炭が並んでかわいい感じになりました。
せっかくなので網を置いて手羽中を焼いてみることに。この時点で炭団の温度は400度に達しており、炭特有の香りはありませんが、いい感じでおいしく焼けたようです。ステーキも焼いて、思わず「いやーいいなー。炭団」の声がもれました。
着火から1時間後の段階で450度前後をキープ。表面はずっと白いままですが、風を当てると奥のほうが赤く輝きます。炭団は着火1時間半後でもまだ240度を保っていました。
なお、市販の炭には化学物質などの添加物が含まれている場合があります。念のためラベルを確認し、無添加の炭で作りましょう。また炭団は風通しの良い場所で扱い、煙やガスに注意しましょう。
「炭団最高!!」「昔の人の知恵は凄いですね」
炭のかけらや粉をリサイクルした炭団作りに、「炭団最高!!」「残った炭がまた燃料として再利用出来るのスゴい」「昔の人の知恵は凄いですね」「これは無駄もなくていいですね! 火鉢でも火つけの時に使えそう」などの反応が寄せられました。
投稿者さんはYouTubeの他、Instagram(@borokutemojimuni)とX(Twitter:@hanakoko22)で、主にバイクとキャンプ関連の発信をしています。
「ハナココ」の投稿
画像提供:YouTubeチャンネル「ハナココ」
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