高圧洗浄機を使わずに駐車場のコンクリート汚れを落とす方法がYouTubeに投稿されました。記事執筆時点で動画は57万回以上再生され、5500件を超える高評価を獲得しています。
投稿者は、自宅で使えるさまざまなDIYやライフハックの動画を公開しているYouTubeチャンネル「HOME DIY」さん。以前は、お風呂の床をピカピカにする掃除術が話題となりました(関連記事)。
コンクリートの汚れを簡単に落とす方法
今回注目を集めたのは、安価に駐車場のコンクリート汚れを落とす方法を実験・検証した動画です。コンクリートの汚れは高圧洗浄機や専用のクリーナーで落とすのが一般的ですが、道具が必要だったり手軽にできなかったりと難点があります。そこで、投稿者さんは手に入りやすく扱いやすいクリーナーの代替品を探すことにしました。
専用のクリーナーを調べてみると、共通してアルカリ性ということが判明したため、100円ショップで重曹、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウムを購入。まずは、この3つでどれが汚れ落としに適しているのか検証します。
最も汚れが落ちるのは……
検証方法は、駐車場に6つの区画を作り、3種それぞれを散布直後にデッキブラシでこするマスと、30分浸透させてからこするマスの2パターンで汚れの落ち具合を比べるというもの。なお、今回は3種とも水500ミリリットルに対して10グラムずつ溶かして散布します。
全て擦り終わり、乾いた区画を見比べてみると……散布直後にこすった区画はどれも汚れが落ちていましたが、30分浸透させた区画はアルカリ性が強いほど汚れが落ちているという結果に! ただ、散布直後の汚れ落ちレベルは一緒だったため、今回は一番安くて手に入りやすい重曹を使うことにしました。
その後、配合による汚れ落ちの差や重曹をそのまままいてこするとどうなるかも検証。そのまままくよりも水500ミリリットルに対して10グラムを溶いた「重曹水」を使うのがベストということが分かりました。
検証結果を踏まえ、駐車場をピカピカに
この結果を踏まえて、さっそく掃除を開始! 水だけではなかなか落ちない黒ずみ汚れですが、重曹水をまいてこするとみるみるうちに汚れが落ちていきます。
乾いてから、掃除していない区画と比較してみると……その差は一目瞭然! ピカピカといっても良いほど、とてもキレイになりました。
投稿者さんは「高圧洗浄機と重曹水のどちらがいいのか」を費用と面積の相関関係を出して確認。高圧洗浄機の元を取るためには、584平方メートルより広い面積を掃除しなければならないことや、もろもろのリスクを踏まえると、やはり重曹水で掃除するのが良さそうという答えにたどり着きました。説明がわかりやすい……!
検証結果や条件は動画で詳しく解説
ある程度の黒ずみ汚れなら重曹水で十分落とせることが証明されましたが、今回検証したのは築4年以上たった駐車場の汚れです。もっとひどい黒ずみ汚れには、より洗浄力が高いセスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムを使ってみると良さそうとのこと。また、苔にはオスバンSを吹きかけるとキレイになるそうです。
詳しい作業内容や検証は動画で確認できるので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
わかりやすい検証に反響
こちらの検証動画には「プレゼン完璧すぎ」「スマートでわかりやすい」「重曹試してみます」「説得力がすごい」と、動画のわかりやすさに感心する声が寄せられました。また、高圧洗浄機を所持している人からも「出すのとしまう手間がばかにならない」「高圧洗浄機でも苔は落ちない」と動画を肯定するコメントが寄せられています。
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投稿者さんは、この他にも暮らしに役立つ情報をYouTubeチャンネル「HOME DIY」で公開中です。
画像提供:「HOME DIY」さん
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