8月末に日本を襲った巨大台風が接近した際に、ストームグラスの中に発生した結晶がいきり立っている写真がX(Twitter)で話題に。珍しい光景が注目を集め、記事執筆現在までに約10万件以上の「いいね」を突破しています。
ストームグラスとは、19世紀初頭には既にヨーロッパの航海士たちの間で天気予報の道具として使われていたものです。複数の化学薬品がガラス管に詰められており、気温や気圧、湿度などによって溶液に溶け込んでいる物質が沈殿したり結晶として析出されたりする様子から、天気を予測していました。
巨大な結晶がいきり立ったストームグラス
今回、このストームグラスの写真を公開したのは、“映画をたまに観るに観てほしい映画”をYouTubeで毎週紹介しているVTuberの犬若丸かなめ(@inuwakamaruVR)さん。
8月末に日本を襲った台風10号接近時に、所有していたストームグラスを確認したところ「エグいイキリ立っておる!」と驚いたそうです。ストームグラスの中では、大量の結晶が発生し、上に向かってまるで羽のように細かな枝を伸ばしています。
ストームグラスへの反響
この様子には「かっこよすぎる……ほちい」「なにこれすごい」「凄く綺麗!」という声や「へー、こんなのあるんだ。ちょっと興味ある」と初めて見たという声も。また、「これが実際に航海とかに使われてた19世紀とか言う時代エモすぎる」と200年以上前にロマンを感じる声も寄せられていました。
なお、犬若丸さんが所有しているのは茶谷産業の「ファンサイエンス ストームグラス 」です。同社公式サイトでは温度計とのセットが販売中で、楽天市場では単品で販売されていますが現在売切れ中となっています。
画像提供:犬若丸かなめ(@inuwakamaruVR)さん
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