近年高まりを見せるホラーブーム。筆者もそうした作品を見て、とある視点の介入で日常のささいなことが怖く感じてしまったり、語り手の対象の切り取り方の鮮やかさにうなったりすることがあります。また、自分を脅かす未知なるモノへの恐怖と憧れを感じることも。
というわけで、最近筆者が体験したちょっと不思議なエピソードをお話しさせてください。
iPhoneの音声認識が検出したものは……
夜にPCで作業をしていたら、ブブブとiPhoneが続けて震えました。「LINEの通知かな?」と思ってスマホの画面を見ると、そこには「犬の可能性のある音が認識されました」との表示が……。
ちなみにこのサウンド認識機能は、iOS14から、追加された聴覚サポートのアクセシビリティ。iPhoneが特定の音を検知して通知してくれるので、聴覚に障害がある方でも音に気づきやすくなります。「犬」のほかには「猫」や「サイレン」、「車のクラクション」、「ドアのノック」などさまざま。筆者は在宅中はイヤホンをしているので、iPhoneでも通知がくるように機能をオンにしていました。
筆者の自宅には犬はおらず、近所で鳴いている犬もいません。その日の天気は大荒れで、外では強い雨が屋根を叩く音や雷の音が響いていました。雷の音を犬と誤認識したのでしょうか。でも今までこんなことはなかったのに。いったいなぜ……?
「いぬの可能性があるってことはいぬじゃない可能性もあるってことだ……」
この驚きと発見をX(旧Twitter)に投稿したところ、記事公開時点で3000件近くのリポスト、いいねは約5万5000件とユーザーから多くの反応がありました。
その後も連続して犬の音を通知するiPhone。「犬の可能性がある音が認識されました」という通知がなんだか怖く感じます。だって犬じゃない何者かの可能性もあるわけだから。
他のXユーザーからは「普通に怖いんだけど」「犬の可能性って部分が怖いw」「いぬの可能性があるってことはいぬじゃない可能性もあるってことだ……」といったリプライや、「これが犬にされた元人間のツイートか」といった反応が寄せられました。
犬にされた人間や、犬じゃない何者かの怪異でもなく、もう10年以上前に亡くなってしまった、雷を怖がっていた実家の犬が化けて出てきたのだとしたら、なんだかちょっと微笑ましくもあります。
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