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築36年の実家“とんでもない状況のキッチン”を、娘が向き合って片付けると…… 「新築の家みたい」「びっくりです」と驚嘆の声(1/2 ページ)

整理中に施した工夫も紹介しています。

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 整理収納のプロが、築36年の実家を整えていく。キッチンの整理作業を行う前と、行った後の様子がInstagramに投稿されました。動画は2本合わせて、記事執筆時点で13万6000回以上再生されています。

モノにあふれた実家のキッチンを整えていく!

 動画を投稿したのは、企業研修講師や書籍執筆、TV出演など整理収納アドバイザーとして多岐にわたり活躍している梶ヶ谷陽子(@carry_storage)さん。

 梶ヶ谷さんの母が施設に入り、父が1人暮らしになったことをきっかけに、築36年の実家の片付けを開始。その後父の状況を鑑みて、父も母と同じ施設に入所することになりました。梶ヶ谷さんは引き続き、海外で暮らす姉家族が日本に滞在中過ごしやすい空間になるよう、また自身が両親のためすぐ動けるように整理して仕事部屋を作るなど、1部屋1部屋時間をかけ、丁寧に整えている最中です。

整理収納のプロが築36年の実家のキッチンを整理する
いよいよキッチンの整理収納に着手

まずは以前のキッチンの状況説明

 今回ご紹介する動画では、後回しにしていたキッチンの整理に着手。梶ヶ谷さんは動きやすくするため室内用のスニーカーを履いて作業前の様子を撮影しながら、キッチンの状況について説明していきます。

 撮影前に、月1回実施される廃品回収へ、いらないフライパンなどを出したとのこと。少し物は減っていますが、それでも食器棚の前に積まれた箱や、不要な物が収納されているコンロ下、食器棚上の父のDIYなど、手をつけるべき点はまだまだあります。

整理収納のプロが築36年の実家のキッチンを整理する
隙間収納にもさまざまな物が
整理収納のプロが築36年の実家のキッチンを整理する
これでも物は減っている状態とのこと

 現状を伝えた後、梶ヶ谷さんは整理を開始。Instagramでは、キッチンを片付けていく様子が複数の動画に分けて公開されています。

整理収納のプロが築36年の実家のキッチンを整理する
いざ作業開始!

整理後のキッチンをお披露目!

 状況説明の動画が投稿されてから約1カ月後に、整理されたキッチンをお披露目する動画が公開されました。作業後の様子を伝えるシリーズ第1弾の動画では、キッチン全体と「腰の負担を軽減する工夫」が映されています。

 まず、大きく変化したのはキッチンへの入口。作業前は、はみ出た食器棚の背面が見えていたものの整理を通じて棚は無事キッチン内に収まり、開放感ある入口となっています。

整理収納のプロが使いやすさも考えて築36年の実家のキッチンを整理した後
入口から違う

 そのまま梶ヶ谷さんはキッチンに入室。すっかりきれいになったシンクやコンロ周辺を撮影しながら、「自分で言うのもアレですけど」「めちゃめちゃきれいになったと思いません?」とコメントしました。本当にスッキリしています!

整理収納のプロが使いやすさも考えて築36年の実家のキッチンを整理した後
すっきりしたキッチンに!

工夫した点も紹介

 全体の様子を伝えるとともに、食器棚の隣に配置した収納用品とごみ箱について解説。元から2段式の引き出しになっている青い収納用品を設置し、両方ともお菓子入れにしました。

整理収納のプロが使いやすさも考えて築36年の実家のキッチンを整理した後
変更点も紹介

 2段重ねのお菓子入れの上に置いたのは、燃えるごみ用のごみ箱。整理中に発見した複数のごみ箱の中から一番状態が良かった物を採用し、捨てる際の腰への負担を軽減するため、お菓子入れの上に配置したそうです。

 この配置にはさまざまなコメントも寄せられましたが、梶ヶ谷さんとしての考えは「姉、甥っ子、姪っ子のための収納を作っていて、姉の性格や甥っ子、姪っ子の身長や動線を考えた上、そのようなお菓子収納にしました。私は姉や甥っ子、姪っ子のための収納作りをしていて、その正解は見ている方の中にあるのではなく、使う立場である姉たちの中にあります。この収納にした結果、姉はゴミ捨てもゴミ袋交換も身体的負担なくラクに出来て、アメリカでは自分でお菓子を出し入れしない子どもたちが、日本では自分でとって自分でゴミまで捨ててくれた! と大喜びでした」とのこと。

 そして「多くの方は自分の中の正解を他人の正解にしたがります。そして多くの方は他人の正解を自分の家の正解だと思い込みがちです。ですがそれだと使う人に合った収納は作れません。私の発信を通じて、自分に合った、家族に合った収納作りを皆さんには楽しんで欲しいと思っています」とコメントしています。

整理収納のプロが使いやすさも考えて築36年の実家のキッチンを整理した後
捨てる際に腰を痛めないよう工夫

 また、ごみ袋を替える際の手間を減らすべく、袋のストックがごみ箱の真上に来るよう工夫したと説明。余っていた収納用品を組み合わせることで食器棚の側面に場所を設け、予備の袋を引っ掛けられるようにしたと伝えています。

整理収納のプロが使いやすさも考えて築36年の実家のキッチンを整理した後
ごみ袋を探すのは面倒
整理収納のプロが使いやすさも考えて築36年の実家のキッチンを整理した後
ごみ箱の真上に予備がある作り

 動画のコメント欄には、「ピタッと収まった」「見ている私も、とっても気持ちいいキッチンです」「使いやす過ぎて、旅館みたいだよ」「使いやすいって大切」「ほんと天才ですよね。お見事です。しかも新しい用品を買い揃えるとかでなく、ある物を利用されてるなんて!」「びっくりです。食器棚もシステムキッチンも輝いています もちろん先生が磨いたのもありますが、新築の家みたい。空気が澄んでますね」などの感想が寄せられています。

 梶ヶ谷さんは、整理したキッチンで工夫した場所を紹介する動画の他、これまで積み重ねてきた整理・収納・片付けのコツをInstagram(@carry_storage)、TikTok(@carry_storage)、YouTubeチャンネル「梶ヶ谷陽子の整理収納レシピ」にて公開中。また、公式WEBサイト「整理収納レシピ」ではお仕事情報などを確認できます。

 なお、書籍『10才からの整理整とん (大人だって本当は知らない)』『忙しい人のための家事をラクにする収納 子どもがいても、働いていても、ズボラでもできる』と、収納にこだわりプロデュースした商品「Carry Storage」が販売中です。

画像提供:梶ヶ谷陽子(@carry_storage)さん

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