直進したいクラゲ同士の譲れない押し合いがX(旧Twitter)に投稿されました。記事執筆時点で動画は54万件以上表示され、1万4000以上の“いいね”を獲得。フヨフヨながらも見応えのある白熱バトルと意外な決着が「ずるいよー笑」「あぁ〜援軍が!!!ww」と話題になっています。
動画を投稿したのは、水族館を巡ってクラゲ写真をほぼ毎日更新している「柳 天音」さん(@amane_kurage)。撮影場所は現在クラゲに力が入っている新江ノ島水族館です。
優雅に見えて……?
けっして狭くはない水槽で、2匹のキャノンボールジェリーが向かいあって泳いでいます。この時点で火花はバチバチ──双方共に進路を譲る気はないようで、真っ向勝負の様相を呈しています。
サイズ的には向かって右側の少し大きい個体が有利でしょうか。しかし体格差はありながら、左のクラゲの押しも負けておらず、むしろ少し優勢にも見える勢いです。
どちらかが少し奥か下にズレると解決するのですが──クラゲには思考がないとされているため、危険を感じない限り“避ける”という選択はありません。
そんな習性を知っていてもなお、必死な(?)ふたりを見ると後戻りできない“キャノンボール”の名に恥じないよう競い合っているように見えてくるから不思議です。どっちもガンバレ〜!
思わぬ援軍
一進一退の攻防が続く中、右の個体の背後から何やら怪しい影が近づいてきます。もちろんこちらもキャノンボールジェリー──何気なく右のクラゲの後ろにつけたかと思うと、そのまま直進! 中立ポジションかと思いきや、まさかの右の援軍でした。
善戦していた左のクラゲもこれには勝てず、抵抗むなしく後退を余儀なくされます。おそらく意思が存在しないはずの戦いの決着が“数の差”でつくとは……なんだか多数決という方式への信頼感が根底から揺らぎそうになる決着となってしまいました。
この結果には撮影者さんからも「途中までいい勝負してたのに」と残念そうなコメントが。長い人(クラゲ)生、まだ挽回のチャンスはたくさんあるはず──左のクラゲさんには、次回の押し合いこそ進路を勝ち取ってもらいたいですね!
クラゲへの愛があふれる柳 天音さんのX(@amane_kurage)やInstagram(@amane_kurage)では、素人目線では見られない幻想的な写真が多数公開されています。
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