庭で何者かに食べられてしまった鳥の卵を発見……。ペットのカメの無精卵で真犯人を捜す様子がYouTubeに投稿されました。身近な生き物への優しさが詰まった動画は記事執筆時点で3万5000回以上再生され、800件を超える高評価を獲得しています。
庭に“何者か”に食べられてしまった鳥の卵が
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「いきもの自然探訪」のあじさんとみくさん。生き物や自然が大好きな2人組で、以前、野山散策中に起きたとんでもない大惨事を紹介してくれました(関連記事)。
今回2人は自宅の庭にて、何者かに食べられてしまった鳥の卵を発見。飼育しているカメの無精卵を庭に置き、鳥の卵を食べた犯人を暴いていくようです。
カメが産んだ卵を使って犯人捜し
あじさんとみくさんはこの日、庭で中身だけ食べられてしまった鳥の卵を発見しました。食べられた卵の様子から犯人はヘビではなさそうだとアタリをつけた2人は真犯人を暴くべく、飼育しているカメ「きっつぁん」の無精卵を庭に置いてみることに。
ちなみに、きっつぁんは前にも無精卵を産んだことがあるそうです。その時も捨てるのは忍びないと庭に卵を置いてみたところ、昔から家に住み着いているアオダイショウの「御館様」がいらっしゃったのだとか。最近姿を見せていないという御館様は出会った時は50センチほどでしたが、今では2メートルほどの大蛇になったのだそうです。
鳥の卵を食べた真犯人を捜すべく、まずは地面を軽く掘ってくぼみを作り、くぼみにそれっぽく9個の卵を並べて犯人の登場を待つことに。翌朝、並べておいた卵を見てみると……。なんということでしょう、卵は1つ残らずなくなっていたのです。
フェンスの向こうにいたのは……
周辺には足跡などの痕跡はなく、くぼみには無数のダンゴムシの姿がありました。犯人は誰なのかと考えていると、あじさんがフェンスの向こうに固まって動かない御館様の姿を発見します。
2人が慌ててその姿を追いかけたところ、そのヘビは御館様……ではなく、大きなシマヘビでした。シマヘビは北海道から九州にかけて広く生息する日本固有種のヘビで、主に地表で生活することから交通事故にあいやすく、数を減らしているそうです。
今回出会ったシマヘビは1メートル50センチくらいあったそうですが、「次に会うときには2メートルくらいになっているかも!」と笑いあう2人なのでした。
なお今回は登場しませんでしたが、御館様をはじめとしたアオダイショウはおとなしいヘビで、昔から「家の守り神」として大切にされてきました。マムシのように毒を持つヘビもいますが、アオダイショウやシマヘビのように毒を持たないヘビもいるため、ヘビを見かけたら優しく見守ってあげてほしいとのこと。なお、結局鳥の卵を食べた真犯人はわからなかったそうです。
こちらの動画には「うちにもでかいアオダイショウ居ます。何年か前に庭で鉢合わせしたのが最後だけど元気かなあ」「ヘビさんがあんなに早く逃げる姿、初めて見ました!! シマヘビさんはビビりなのかな」といったコメントが寄せられています。
あじさんとみくさんは「同チャンネル」とX(旧Twitter/@NLCVBEXnWmmEYbT)に、四季折々の里地里山の風景や出会った生き物たちの姿を投稿しています。
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