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「ええ話や」 封印された記録媒体を30年越しに復元→ 発掘された“まさかのデータ”に衝撃 「懐かしすぎる」(1/2 ページ)

登場する単語がことごとく懐かしい。

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 30年ほど前にうっかりフォーマットしかけたMO(光磁気ディスク)から、懐かしい記録を復元できた――。発掘めいたエピソードが、ベテランのPCユーザーから注目を集めています。

アクセスできなくなった光磁気ディスクの復元に成功

 MOとは1990年代に用いられていたコンピューター用の記録媒体。投稿者のXユーザー・Q(@Qman)さんはその当時、データの入ったMOを誤ってフォーマットしてしまったそうです。

 処理を止めようと慌ててドライブの電源を切った結果、ディスクは読み込み不能に。それでもQさんは「いつか超技術で復元できるかも」と考えて封印(ラベルに赤のマジックで「封」と記載)し、ずっと保管していたのだそうです。

光磁気ディスク 「封」と印を付けて保管していたMO

中身はパソコン通信のチャットログ

 そして2024年、Qさんはいよいよディスクの修復に着手。現代の復旧ソフトを使用したところ、データは無事にWindows 10上で読み込める状態となりました。

光磁気ディスク 膨大なファイルが現代のシステムで認識

 中身は1993から1994年にかけての、パソコン通信のチャットログ。アーケードゲーム「ナイトストライカー(ナイスト)」について、熱く語っていた時代がよみがえります。

 そしてこの会話の相手はパソコン通信ホスト「GORO-NET」の管理人であり、現在はVRの第一人者としても知られるGOROman(@GOROman)さんで、本人も引用リポストで反応しています。

光磁気ディスク 発掘された、パソコン通信ホスト局「GORO-NET」のチャットログ

 出てくる単語出てくる単語、全てが懐かしいエピソードは、「(チャットに登場する語尾の)『(ぉ』に当時の風を感じる」「ええ話や」などと話題に。MOの耐久性に感心する声も多く、Qさんも「これがCD-Rだったらとっくに消滅していたであろう」と語っています。

画像提供:Q(@Qman)さん

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