飼育員さんでも理解不能なウツボの謎行動が水族館で目撃され、X(Twitter)で63万回以上表示されるなど話題を呼んでいます。なぜこんなことを……?
ウツボの奇妙な行動
動画を投稿したのは、和歌山県西牟婁郡にある「すさみ町立エビとカニの水族館(@ebikaniaquarium)」の公式Xアカウント。エビやカニを中心に約150種の甲殻類などを展示しています。
今回注目を集めているのは、エントランス水槽の中で生活しているウツボ。体の大きなウツボが仲間のウツボを丸ごと飲み込んでいるかのような映像です。えっ、もしかして共食い?
しかし、よく見ると飲み込んだ方のウツボは、噛もうとするでもなく、ただ口を開いたまま。むしろ中に入ったウツボの方が長い体を行ったり来たりさせています。後ろにいるウツボも興味津々で2匹を覗き見ていますね。何してるんだろう……。
しばらくすると、飲み込まれていたウツボは、スーッと体を引いて顔を出し、そのまま何事もなかったように去っていきました。一方の残されたウツボは、ずっと口を大きく開けて動きを止めたまま。また別のウツボがその口に入りたそうにしています。どうなるんだ、これ。
スタッフさんにも謎
投稿したスタッフさんによると「時々見かける謎行動」とのことで、なんのために口の中に体を入れているのか、口の中に入れて何をしてもらっているのかは分からないとのこと。口の中の点検とか掃除、なんですかね。
投稿には「クリーニングなのかな……? ベラの仲間やエビ類はよく見かけるけど、ウツボ同士って聞いたことないな」「コミュニケーションの一種としてやっているように感じる」など行動への考察や、「胃カメラ飲むの得意そうでいいなぁ」「どこまでもぐれるかチャレンジしようぜ!」などの想像を膨らませるコメントも寄せられています。いつかウツボから答えを教えて欲しいものですね。
画像提供:すさみ町立エビとカニの水族館(@ebikaniaquarium)
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