ボクシング界で最も権威ある専門誌とされる「The Ring」(リング誌)では、独自の基準によるボクサーランキングを毎月発表しています。
中でも、「仮に階級差(体重差)がなかったとしたら誰が最強か?」を決める「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」のランキングは特に注目を集めるもの。現在のランキングでは、日本人から2人の選手がTOP10に選ばれています。
今回は「リング誌が選ぶ最新の『パウンド・フォー・パウンド』ランキング」を見てみましょう。
(出典元:RATINGS – POUND FOR POUND ALL WEIGHTS – The Ring)
第3位:テレンス・クロフォード
第3位はテレンス・クロフォード選手(米国)です。2017年に主要4団体統一王者となり、現在はWBO世界ウェルター級王者であるクロフォード選手。プロ戦歴は37戦37勝、無傷で連勝街道を驀進中です。昨年11月に行われたケル・ブルック戦では、「異次元」と称された右カウンター一発で対戦相手を沈めました。
第2位:井上尚弥
第2位は井上尚弥選手。日本が誇る“ザ・モンスター”がランクインです。現WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者である井上選手は、プロ転向後に20戦20勝、中でもKO勝ちは17と、軽量級としては驚異のKO率。リング誌のPFPランキング2位は歴代日本人で最高順位ですが、さらなる上に位置する日をファンは待ち望んでいます。
第1位:サウル・“カネロ”・アルバレス
そして現在の第1位に輝いているのが、サウル・“カネロ”・アルバレス選手(メキシコ)です。現在までにスーパーウェルター級からライトヘビー級までの4階級を制覇しているカネロ選手。4階級にまたがる規定体重差は約10kgで、自身は175cmの身長で190cmを超える相手を破るなど、まさに規格外。常に強者と戦おうとするその姿勢も高く評価されています。
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