山田洋次監督の手により生み出された往年の名作「男はつらいよ」シリーズ。渥美清さん演じる主人公・車寅次郎の、心温まる生きざまを描いた大人気映画シリーズです。

　ねとらぼ調査隊では、2022年10月16日から10月23日にかけて「『男はつらいよ』シリーズの映画で好きなのは？」というアンケートを実施しました

　アンケートでは総数154票の投票をいただきました。ありがとうございます！　それでは結果を見ていきましょう。

第2位：男はつらいよ 寅次郎相合い傘

　第2位は得票率6.5％の「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」でした。1975年8月に公開されたシリーズ第15作の作品です。マドンナ役は、第11作にも登場した浅丘ルリ子さん演じるリリーでした。

　青森から函館へ渡る寅さんと、歌を歌いながら巡業しているリリーが再会するというストーリーが描かれた本作。女性の幸せに男性の力は借りないと主張するリリーと、漢気あふれる寅さんの意見が衝突して喧嘩してしまう場面は「メロン騒動」と呼ばれ、語り継がれています。

　コメントでは「どの作品も面白くて、ホロっとした感動がありますが、やはり『メロン騒動』が気に入っています」との声が寄せられていました。

第1位：男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

　第1位は得票率15.6％の「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」でした。1976年7月に公開されたシリーズ17作目の作品です。

　焼き鳥屋で無銭飲食をとがめられている老人の飲食代を肩代わりし、そのまま意気投合した寅さんは、一晩とらやへ老人を泊めることに。しかし老人は横柄で「とらや」の面々へ迷惑をかけてしまいます。寅さんに説教された老人はお詫びとして、自ら描いた絵を寅さんへ託しました。

　その絵を鑑定すると、日本を代表する画家の絵だということが判明します。マドンナは太地喜和子さん演じる、ぼたんと名乗る芸者。寅さんの恋心とぼたんの本心、画家の絵など、幾重にも伏線が張られた心温まる名作です。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！