「新しいiPhone」への反応はここ数年でどう変わったか? iPhone 11発表から見えてきたこと

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「iPhone」新モデルが徐々に注目されなくなっている……というのは本当か?

新iPhoneへの注目度は下がっている?

 2019年9月20日、iPhoneの新モデルである「iPhone 11シリーズ」が発売されました。カメラなど基本性能をアップしながらも、価格を昨年のモデルから5000~1万円程度下げたことで、「大きな変化はないものの、完成度が高くコストパフォーマンスに優れたモデル」という見方が強いようです。

 一方で、「スマホの性能はもう頭打ち」「カメラがちょっとずつ良くなっているだけ」「昔は新しいiPhoneが発表されたらもっとわくわくした」といった声も聞こえてきます。確かに、2007年にiPhoneが初登場してからの数年間は、新モデルが発表されるたびに毎回大きな驚きがありました。

 では、実際に人々の新型iPhoneへの注目度は下がっているのでしょうか? SNS分析ツールを使って、ここ数年のiPhone発表時の反応やツイート数を比較してみました。

iPhone新モデル発表月の関連ツイート数。あれ、毎年減っている……?

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iPhone 11(2019年9月:330万1560 tweet)

 2019年モデルであるiPhone 11シリーズは、レンズ部分の独特な形状や描写性能含め、カメラに注目が集まりました。特にトリプルレンズを採用した上位モデルは、「タピオカミルクティーに見える」「(装甲騎兵)ボトムズのスコープドッグだ」といったいじられ方も。

 反響を示す「発表当月のツイート数」は「330万1560件」。この数字が昨年や一昨年と比べてどうなのかを、これから見ていきます。

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iPhone XS(2018年9月:424万8470 tweet)

 2018年モデルのXSシリーズも、ツイート分析では「カメラ すごい」「写真 撮る」など、やはりカメラ性能に関するツイートが圧倒的に多かったようです。夜景撮影の表現力に感動するツイートなども注目を集めました。

 この年のツイート数は「424万8470件」。2019年の330万件を大きく上回る数字です。

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