【全国学力テスト】「小学生の算数」平均正答率が高い都道府県ランキング! 第1位は「石川県」【2022年調査】
文部科学省では、小学6年生と中学3年生を対象とする「全国学力・学習状況調査」を、毎年実施しています。2022年は国語と算数・数学、理科のテストを実施しており、小学生・算数のテストでは、円グラフや割合などの問題が出題されました。
そこで今回は、文科省管轄の国立教育政策研究所が公表している「令和4年度(2022年度)全国学力・学習状況調査」の資料から、「小学生の算数」の平均正答率が高い都道府県ランキングを紹介します。なお、各都道府県の平均正答率は公立小学校のみを対象としたデータで、小数点以下を四捨五入した数値です。それでは、ランキングを見ていきましょう。
出典: 国立教育政策研究所「令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料 【都道府県別】」
【全国学力テスト】「小学生の算数」の正答率が高い都道府県ランキング
第2位:東京都(67%)
第2位には、平均正答率67%で2つの都県が並びました。1つ目は「東京都」です。今回の調査における、公立小学校における全国平均正答率は63.2%で、4ポイントほど上回る結果となりました。
東京都では、小中学生の基礎学力定着のための取り組みとして、児童・生徒を対象に「学びに向かう力」などに関する意識調査を実施し、授業改善などに役立てています。また、算数・数学の授業においては、習熟度別指導を推進しています。
第2位:福井県(67%)
第2位となった2つ目の県は「福井県」でした。小学生の国語・理科では3位となっています。
そんな福井県では、1951年より県独自の学力調査を実施するほか、それぞれの個性を伸ばしながら学びを楽しむ教育を行うよう努めています。また、子育て支援のための予算も全国一を誇り、学力だけでなく体力も全国トップクラス。県をあげて子育て環境を整備していることもあり、高い学力につながっているのかもしれませんね。
第1位:石川県(69%)
第1位は「石川県」でした。算数における平均正答率は69%で、小学校の国語と理科でも2位となっています。2021年の調査でも石川県は国語・算数で1位の正答率を誇り、その高い学力がうかがえます。
石川県教育委員会では、県独自の基礎学力調査や、金沢大学と連携した授業改善などの取り組みが功を奏したと考えているようです。しかし「平均正答率は全国平均を上回るものの、十分とはいえない」とも振り返っており、子どもたちの学力向上により務めていく姿勢を示しています。
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