【全国学力テスト】「小学生の理科」平均正答率が高い都道府県ランキング! 第1位は「秋田県」【2022年調査】
全国の子どもたちの学力や学習状況を把握するため、毎年文部科学省が実施している「学力テスト」こと「全国学力・学習状況調査」。全国の小学6年生と中学3年生が対象で、2022年は国語・数学(算数)・理科の3科目で調査が実施されました。
そこで今回は、文科省管轄の国立教育政策研究所が公表している「令和4年度(2022年度)全国学力・学習状況調査」の資料から、「小学生の理科」の平均正答率が高い都道府県ランキングを紹介します。なお、各都道府県の平均正答率は公立中学校のみを対象としたデータで、小数点以下を四捨五入した数値です。果たしてどの都道府県の平均正答率が最も高かったのでしょうか。それでは、ランキングを見ていきましょう。
出典:国立教育政策研究所「令和4年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料 【都道府県別】」
【全国学力テスト】「小学生の理科」平均正答率が高い都道府県ランキング
第2位:石川県(70%)
第2位は「石川県」でした。平均正答率は70%です。
石川県は小学校だけでなく、中学校の学力テストでも全国トップクラスの正答率を記録している地域。2022年度の小学校の学力テストでは、理科以外に国語や算数でも全国トップ3にランクインしています。
石川県教育委員会が公表しているテスト結果の概要によると、全国平均と比べて特に正答率が高かったのは、冬の天気と気温の変化を基に問題のまとめを選ぶ設問や、観察の記録が誰のものか選ぶ設問でした。石川県教育委員会では今回の結果について、県独自の基礎学力調査や金沢大学と連携して授業改善をしてきた効果が出ていると分析しています。
第1位:秋田県(71%)
第1位は「秋田県」でした。平均正答率は71%です。
秋田県は、全科目で毎年成績上位の平均正答率を記録している地域。2022年度の小学校の学力テストでは、理科と国語の2科目で全国トップの平均正答率を記録しています。
教育庁義務教育課が公表しているテスト結果の概要によると、「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」の学習指導要領の4領域すべてで全国の平均正答率を上回っています。理科の授業では自分の予想を基に観察や実験の計画、考察まで取り組んでいるという生徒の割合が高く、適切な生活習慣や学習習慣やICT活用の定着をはじめ、各学校が実施している授業改善の取り組みなどが大きな成果を上げているとしています。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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