夕食の前にバナナを食べると「レジスタントスターチ」が大腸の末端まで届き、善玉菌の餌になる 医師が解説

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 東京都医師会理事で順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。機嫌よく夜を過ごす方法について語った。

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機嫌よく夜を過ごすには

※画像はイメージです

飯田浩司アナウンサー)今回は夜の上機嫌な過ごし方について伺います。夜はどのように過ごしたらいいですか?

小林)夜は1日の締めくくりなので、気合を入れておいた方がいいのです。

飯田)気合を入れた方がいいのですか。

夕飯は「好きなものから食べる」ことが大切

小林)食事は重要です。特に、「好きなものから食べる」のがいいと思います。

飯田)そうなのですか?

小林)「美味しいものはあとにとっておこう」という考え方は、若干ストレスが加わります。抑えている状態になっているわけです。それよりは美味しいものから食べていく方が、消化もいいです。フランス料理は少しずつ出てきますよね。

新行市佳アナウンサー)前菜に始まり。

小林)「逆から出してくれ」と言ったことがあります。

飯田)最初にメインの肉から食べるのですか?

小林)最初にメインの肉です。肉が好きなので、肉を最初に最高の気持ちで食べたいと。それから他へいく。メインにいく前にお腹いっぱいになってしまうことがあります。

飯田)そうですね。

小林)メインを最初にいただけば、ソースまで全部つけてきれいに食べることができます。

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食事前にバナナを食べるといい ~バナナに含まれるレジスタントスターチが大腸の末端まで届く

小林)それともう1つ、食事の前にバナナを食べることです。

飯田)バナナ?

小林)食事の前にバナナを食べると、「満腹感が得られて食べ過ぎを抑えられる」というのが1つ。また、「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」と呼ばれるものが含まれています。ほとんどのでんぷんは小腸で吸収されてしまいますが、レジスタントスターチは「発酵性食物繊維」と言われていて、大腸の末端にまで届くのです。

飯田)大腸の末端にまで。

小林)食物繊維となったものは善玉菌の餌になるのです。これが体にいいことがわかってきました。特にバナナも黄色いものより、緑色のバナナの方がレジスタントスターチが多いのです。

新行)そうなのですか。

小林)あとは、何を制限するということではなく、肉や卵や魚などのタンパク質をしっかり摂ると、細胞や自律神経の材料にもなります。

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お酒を一杯飲んだら、必ず水も一杯飲む

飯田浩司アナウンサー、小林弘幸氏、新行市佳アナウンサー

飯田)お酒との付き合い方はどうしたらいいですか?

小林)飲み過ぎなければ、お酒もいいと思います。お酒の脇に必ず水を置いて、お酒を一杯飲んだら、水も一杯飲むことが大切です。お酒を飲むと脱水傾向になりますので。

飯田)水を飲む。

小林)脱水を防ぐという意味でも、水を飲んでください。

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「3行日記」のススメ

新行)以前、「日記をつけるのがいい」と教えていただきましたが、改めて書き方と効果を教えてください。

小林)アイルランドで、当時の上司の医者から「日記を書け」と言われたのです。1日2行でいいから、「よかったことと悪かったことを書くといい」と言われました。

飯田)1日2行でいいから。

小林)これは本当によくて、いま我々が推奨しているのは「3行日記」です。1日のなかでダメだったことを1つ、よかったことを1つ。それから明日の目標を1つ書くのです。

年配の方は「2日前の夕飯のメニュー」を書いてもらう

小林)でも年配の方たちには、明日の目標ではなく、「2日前の夕飯のメニュー」を書くように言っています。

飯田)2日前の夕飯。

小林)2日前の夕飯と言うと、なかなか出てこないのですね。しかし、それはそういう脳を使っていないだけです。1日を検証しながら記憶を呼び戻すという行動は、脳の衰えを防ぎますし、認知症予防にもなると思います。

飯田)認知症の予防にも。

小林)字で書くと、そのときのコンディションがよくわかります。いいときは字が丁寧に書けますし、ダメなときは殴り書きのようになります。それを見返すことによって、自分のコンディションもわかります。

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番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター
毎週月~金曜日 朝6:15~番組HP
医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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