「寂しい」「農協感ある」 96年間親しまれた原宿駅の新駅舎利用開始にさまざまな声

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 3月21日、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて建設されたJR山手線原宿駅の利用が開始となりました。

 原宿駅の旧駅舎は1924年に建築され、都内で最も古い木造駅舎として親しまれていましたが、21日未明に営業を終了。旧駅舎は耐火性能が不十分として、オリンピック・パラリンピック大会終了後に解体される予定です。

 旧駅舎の隣に建設された新駅舎は、壁がガラス張りの2階建てで、床面積は旧駅舎の約4倍。1階にはコンビニエンスストア、2階にはコーヒー専門店が入るなど、利用者の利便性を高めた施設となっています。

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ネットではネガティブな反応がやや上回る

 SNS分析ツールで「原宿駅 新駅舎」を解析した結果、ネガティブな反応が59.1%、ポジティブな反応が40.9%となりました。ネットではネガティブな反応の方が、やや多いようです。

 新駅舎の利用が開始された3月21日に大きく話題となり、ピークとなる9時台には1時間で500件を超えるツイートが投稿されました。

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役目を終えた旧駅舎を寂しく思う声

 96年の歴史に幕を閉じることとなったJR原宿駅の旧駅舎。利用者からは「解体されるのは寂しい」と、旧駅舎の営業終了を惜しむ声が相次いでいます。

 一方で、「レトロでかわいい旧駅舎好きだったなー! でも広くなって凄い使いやすい駅になっていい感じ」「ノスタルジーの問題はあっても、利用客数から見たらこれが正解かも」「寂しいなぁ。でも、大好きな猿田彦(珈琲)ができるんだ」など、前向きな意見も見られました。

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「ありがとう」「お疲れ様」旧駅舎へ感謝の声

 Twitterでは、旧駅舎に感謝を述べる声も多く、「大好きだった、原宿駅。今まで、ありがとうございました」という文言とともに女子高生3人のイラストが描かれたツイートに多くの人が「いいね」を押していました。また、「18歳の時に、住む場所も決めず単身上京して初めて降りた駅で、いまだに通る度に初心に戻れる場所でした。思い出をありがとう」と、旧駅舎への思い出を語る人も見られました。

 中には、「第二次世界大戦でも奇跡的に焼失を逃れた」という、歴史を感じさせるツイートも。

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「農協感ある」新駅舎のデザインへの感想

 完成した新駅舎にネット上では「新しい原宿駅、農協感ある」「役所の入口みたい」といったデザインへの感想が見られました。

 また、旧駅舎がオリンピック・パラリンピック終了後に解体が予定されていることから、「新旧が同時に拝めるの今だけですよ」と旧駅舎と新駅舎を同時に見られる機会は少ないという声も。

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駅名表札が“明朝体”

 ネット上では、一部で原宿駅新駅舎外観の駅名フォントが「明朝体」であると話題となっています。3月14日から開業したJR山手線「高輪ゲートウェイ駅」は、駅看板などが明朝体で、物議を醸しました(関連記事)。

 Twitter上では「原宿駅も明朝体になってた」や「明朝体警察の人たち原宿駅新駅舎にも文句言うのかな」などの声が上がっています。

調査概要

調査期間2020年3月21日 ~ 2020年3月23日
調査対象Twitter
調査件数7724 件(10%サンプリング)
調査キーワード原宿駅 新駅舎
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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