【バクマン。】あなたが読んでみたい作中漫画は?【人気投票実施中】
実在する連載漫画にスポットを当てた『バクマン。』は、2008年から2012年にかけて連載され、そのリアルな内容で大ヒットとなりました。主人公の真城最高(サイコー)と高木秋人(シュージン)は、亜城木夢叶というペンネームで、作中において数々の名作を残しています。
そこで今回は、「『バクマン。』であなたが読みたい作中漫画は?」というアンケートを実施します。あなたが読んでみたいと思った作中漫画に、ぜひ投票してください!
それでは、投票対象となる作品のうち、6作を解説します。
疑探偵TRAP
亜城木夢叶の『疑探偵TRAP』は、サイコーとシュージンが手がけた5つ目の漫画です。サイコーが小学生のころに思いついたキャラクターをベースに、シュージンの知識をミックスしてストーリーを組み立てていきました。
詐欺師&探偵という新たな主人公像で人気を博し、読者アンケートでは安定して上位に君臨していた作品です。しかし連載中にサイコーが入院してしまい、休載に。連載再開後するも順位が振るわず、打ち切りとなってしまいました。
「もし、休載していなかったら?」と、読者が思わずにはいられないほど、内容が気になる作品です。
CROW
亜城木夢叶の最大のライバルであり、天才漫画家の新妻エイジ原作『CROW』。内容は王道バトル漫画で、アンケートでも常にトップを走る、大ヒット作でした。
エイジは10週連続でアンケート1位をとったら、「嫌いな漫画を終わらせる権利が欲しい」と編集部に条件を出しており、連載中に見事獲得しました。その結果、「CROW」を自分の一番いいタイミングで終わらせるために、この権利を使いました。エイジのこだわりが感じられる作品ですね。
ロードレーサーGIRI
ロードレースを題材にした『ロードレーサーGIRI』。原作者の福田真太は、連載中の『KIYOSHI騎士』の人気低迷に悩む中、亜城木夢叶の快進撃に触発され、執筆に取りかかりました。
長年にわたって新妻エイジのもとでアシスタントを務めていた経験、少年漫画に対する熱い思いが作画に反映されています。
ロードレースに青春をかける少年の姿がパワフルに描写されることで、「友情」「努力」「勝利」を余すところなく体現した作品に仕上がっていることでしょう。
hideout door
『hideout door』は、蒼樹紅が原案を、中井巧朗が作画を手がけた作品です。少年と妖精の交流を描いたファンタジー漫画で、繊細な描写が多いため、少年誌には不向きといわれる作風でした。
急きょ連載が打ち切られたものの、描き込まれた中井の画風は評価され、コミックの売上は他の人気作に劣らないほどでした。もし、少年誌で連載していなかったら、どんな評価を受けていたのかが気になりますね!
ラッコ11号
元サラリーマンという変わった経歴を持つ、平丸一也の初投稿作品『ラッコ11号』。人型のラッコが、独自の解釈で悪人に制裁を加えるギャグ漫画として、一躍人気となりました。
登場人物のトリッキーな行動と共に「ラッコとして許せん」など、インパクトのあるセリフが笑いを誘います。それは、作者の平丸の性格を色濃く反映しているに他なりません。
ネガティブなことがあるとギャグのネタを妄想したり、編集者に屁理屈を主張して締め切りを逃げたり……。そんな平丸の描く『ラッコ11号』のブラックな笑いは、気になりますよね。なお、実際にスピンオフ作品として『週刊少年ジャンプ』に掲載されています。
+NATURAL
『+NATURAL』は、数奇な運命に導かれた子どもたちが繰り広げる、ファンタジー漫画です。秋名愛子が原作となるシナリオを文章形式で書き、新妻エイジが作画を担当しました。
当時、エイジは『CROW』と『+NATURAL』を同時に週刊連載していましたが、どちらも妥協せずに制作していたため、アシスタントからは尊敬の眼差しを向けられることに。
一方で原作の秋名愛子こと岩瀬愛子は、シュージンに思いを寄せたり、担当編集の服部哲にアプローチしたりと、公私共に忙しくしていました。その経験がストーリーに活かされていたかどうかが、気になるところ。
その他
以上、『バクマン。』に登場する漫画6作品を紹介しました。アンケートでは、全39作品が投票対象となります。
もし好きな作品がない場合は「その他」に投票していただき、コメント欄より作品のタイトルを教えてください。それでは、みなさんの投票をお待ちしています。