【M-1グランプリ】決勝で高得点だったネタTOP30! 笑い飯「鳥人」を抑えて上位に食い込んだのは?
その年の最も面白い漫才師を決める大会「M-1グランプリ」は、2001年から始まり、休止期間をはさみつつこれまで16回開催されてきました。1000万円という破格の賞金と「M-1王者」という称号を求め、多くの漫才師が目指す夢の舞台です。
今回はM-1グランプリ公式サイトに掲載されたデータを元に、各年のM-1グランプリ決勝進出者を「審査員1人あたりの平均得点」でランキング化しました。最も審査員から評価された漫才師は誰だったのでしょうか。
※なお、第一回大会は一般審査員を除いた点数で計算しています。
第3位:笑い飯(2010年「サンタウロス」/2009年「鳥人」)・パンクブーブー(2010年「コンビニで犯罪に巻き込まれる」) 平均95.4点
第3位は2010年・2009年の「笑い飯」と、2010年の「パンクブーブー」が並ぶという結果に。
9年連続決勝進出という驚異的な記録をもつ笑い飯。毎年のように優勝候補として名前が挙げられていましたが、優勝したのはM-1グランプリが休止期間に入る直前の2010年のこと。2009年には「鳥人」のネタに島田紳助さんが初の「100点」をつけ、大きな話題となりました。
パンクブーブーは、優勝候補だった笑い飯を抑えて2009年に優勝。この2組は奇しくも、2年連続で優勝を争うこととなりました。パンクブーブーは当時それほど有名なコンビではありませんでしたが、後に「THE MANZAI」でも優勝し、漫才界のビッグタイトルを2つ獲得した唯一のコンビとなりました。なお、今回3位に入ったのは優勝した直後となる2010年のデータです。
第2位:アンタッチャブル(2004年「結婚のあいさつ」) 平均96.1点
第2位となったのは2004年の「アンタッチャブル」。コンビとしては活動休止状態が続いていた2019年、フジテレビの「全力!脱力タイムズ」で突如復活を果たし注目を集めました。
アンタッチャブルの平均得点96.1点というスコアは、2019年に更新されるまで約15年も続いた記録となっています。2004年の大会では、500点台も珍しくなかった初期のM-1グランプリにおいて、673点という点数を叩き出し会場を圧倒。なお、このときの2位との点差は34点であり、これほどの大差をつけて勝利したのはアンタッチャブルのみとなっています。
第1位:ミルクボーイ(2019年「コーンフレーク」) 平均得点97.2点
第1位は2019年の「ミルクボーイ」。当時は全くの無名ともいえる存在でしたが、この大会で優勝したことで一気にスターに。中でも1stラウンドで披露した「コーンフレーク」 の漫才は、審査員の松本人志さんから「『これぞ漫才』というものを久しぶりに見せられた」と評されるほどの傑作。
その影響は、 スーパーやコンビニなどで一時的にコーンフレークが品薄になるほど大きなものでした。「ウチのオカンがね」「〇〇やないか!」といったミルクボーイお決まりのフレーズも、ネット上で大流行しました。
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