大相撲の「珍しい決まり手」ランキング! 出現率“7万分の1”の激レア技とは?
大相撲で、勝敗が決した技のことを意味する「決まり手」。「“寄り切り”で○○の勝ち」「この力士は“上手投げ”が得意です」など、相撲を見たことがある人なら誰しも耳にしたことがあるでしょう。
現在の決まり手は82手が定められており、非技と呼ばれる5つの勝負結果と合わせて全87通りの決着があります。今回は、それらを「直近5年間の出現回数順」に並べ替え、特に珍しい決まり手のランキングを作ってみました。約7万回の取組で“たった1回”しか登場していない5つの技とは?(出典:日本相撲協会公式サイト)
合掌捻り(1回)
大相撲の全取組のうち、過去5年間で1回しか決まらなかった技の一つ「合掌捻り(がっしょうひねり)」。幕内に限れば、1965年以来一度も出現していません。相手の首の背側で両手を組み、左右どちらかにひねり倒す技で、相手の体の後ろで両手が合わさるのでこの名が付いたといわれています。
鯖折り(1回)
「鯖折り(さばおり)」は、外側から相手の腰を引き付けて、 上からのしかかるように相手の腰を下につぶし、膝をつかせます。相手の腰や膝に大きな負担をかける危険度の高い技のため、アマチュア相撲では禁止されていることも多いようです。
大股(1回)
「大股」は、投げや引っ掛けを打って、相手が小股をすくわれるのを避けて反対側の足を出したとき、遠い方の足を内側からすくって相手を仰向けに倒す技です。この説明だけでも、かなり技巧的な決まり手であることが分かりますね。
外小股(1回)
「外小股」は投げや引っ掛けを打って、相手が前に出した足が右足なら右手で、左足なら左手で外側からすくいあげて仰向けに倒す技です。
つかみ投げ(1回)
最後の一つは「つかみ投げ」です。上手で相手の後ろまわしをつかみ、相手の体を宙に浮かせ、後方に投げます。腕力がとても強くなければできないため、めったに見られないそうです。
番外:出現回数0回
過去5年間で1回も見られなかった決まり手もいくつかあります。「呼び戻し」「割り出し」「外無双」「外たすき反り」「掛け反り」「撞木反り」「裾取り」「褄取り」「櫓投げ」の9つがそうで、これぞ幻の決まり手と言えそうですね。
写真を見ると「何これ!?」となること間違いなしの「大相撲の珍しい決まり手ランキング」TOP30は、次のページからご覧ください!
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