公方様の涙に心が震える! 「大河ドラマ麒麟がくる」第11話、ネット上の反応は?
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「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。
主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。
「麒麟がくる」第11話(3月29日放送)のあらすじ
再び今川が尾張に攻め入り、次々と織田方の南部の領地を制圧していく。ついに非力ぶりを露呈した信秀(高橋克典)は、道三(本木雅弘)に援軍を頼むが、高政(伊藤英明)や稲葉(村田雄浩)らが尾張との和議を独断で決めた道三を糾弾しており、美濃は一枚岩ではなかった。
このままでは人質同然の帰蝶(川口春奈)が犠牲になってしまうことを恐れていると、ふと信長(染谷将太)が、かつて京の将軍家の取りなしで美濃の内紛が収まった話を思い出す。光秀は道三に将軍家への取りなしを依頼しに戻るも、金がかかると難色を示される。
そこで、高政の取りなしで守護の土岐頼芸(尾美としのり)のもとを訪ねるが、道三をよく思わない頼芸はその願いを突っぱねる。 (「麒麟がくる」公式サイトより)
「麒麟がくる」第11話のネット上での評価
ネット上での「麒麟がくる」第11話の評価は、「ポジティブ」が 75.9%となりました。
第11話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの足利義輝が涙をにじませるシーン
今回、もっとも盛り上がったのは、20時40分ごろの足利義輝(向井理)が光秀との会話を通じて涙するシーンです。義輝は、三好長慶の下剋上によって京から朽木へと都落ちしていました。大勢の武士を束ねられない自分自身に不甲斐なさを感じていた時、光秀と再会。複雑な胸中を光秀に明かしました。特に、涙ぐみながら「麒麟がくる道は遠いのぅ」とつぶやくシーンでは、義輝の想いが伝わってきました。
今川家での三つ巴にドキドキワクワク!
第11話の序盤、織田家で人質になっていた竹千代(岩田琉聖)を待遇する今川義元(片岡愛之助)と太原雪斎(伊吹吾郎)が視聴者を圧倒しています。「全く子ども扱いしていない今川義元のビリビリした迫力がすごかった」「今川家重臣の太原雪斎は何度見ても強そうやし、織田軍を瞬殺してしまいそうや」などのツイートが投稿されています。その他、「展開は徐々に桶狭間に向かっている。しかし、義元が負ける気配は感じられない」という投稿もありました。
また、竹千代を演じる岩田琉聖くんの演技にも注目が集まりました。「今川家に行っても泰然として義元と対する竹千代が流石すぎる」「この三つ巴で見劣りしない子役の岩田琉聖くん。すげーな」などのコメントがありました。演劇界の重鎮である片岡さんと伊吹さん、子役の岩田くん、3人の競演によって、張り詰めた空気感が演出されていました。
信長と帰蝶の仲睦まじい様子にホンワカ!
第11話では、混迷極まる戦国時代の様相と共に、夫婦となった信長と帰蝶の姿も丁寧に描かれました。「立て膝で座っていたのに信長がおもむろに立ち上がって歩いていく間にスッと正座に移行して膝枕の用意をした帰蝶さま。嫁いで一年が経過している夫婦の年月を見た」「夫婦仲の良さがうかがえる」などの意見がアップされています。
川口さんと染谷さんの息のピッタリと合った演技からは、尾張への輿入れを拒んでいた帰蝶の心の変化と共に、信長と帰蝶の親密度を推察できたようで「似たもの夫婦だな」「すっかり川口帰蝶が定着しました」などのツイートが散見しています。2人の仲睦まじい様子が視聴者の心を潤したのでしょう。
斎藤家の分裂が如実に!
後半部分では、道三の失脚を願う頼芸、父・道三を忌み嫌う高政、2人の言動がまがまがしい人間模様を描き出しました。戦国の壮絶さがリアルに表現され、「頼芸様は高政のことを子のように思っていると焚き付けておきながら、利政の子であるお前が? ととぼけて覚悟の言葉を引き出す。頼芸様による斎藤親子の断絶は思いのほか効果がある」「高政のこじれっぷり、頼芸様のドロドロさに戦慄しました」など、大きな反響がありました。
歴史好きの人からは、「義龍がすぐにも謀反を起こしそう」「頼芸への仲介を頼んだことが巡り巡って長良川の戦いへ……?」と今後の展開を推測しています。果たして頼芸の目論み通りに事が進むのでしょうか。そして、「道三を討つ」と明言した高政に対し、光秀はどのように接するのでしょう。それぞれの進む道が気になります。
まとめ
東海地方屈指の武士・今川義元が強大な力を見せつける中、織田家と斎藤家の弱体化が加速していました。両家が抱える揉め事や不安要素を緻密に描き、歴史好きの間で好評を博しています。物語のラストには、自身の無力さをなげく義輝と光秀の姿が涙を誘いました。
次回は……
将軍家の取りなしによって、織田家と今川家が和議を結ぶ運びとなります。しかし、今川家は、三河など重要な拠点を制圧し、尾張にとって脅威であることは変わりませんでした。そのような中、美濃では光秀と熙子(木村文乃)の婚儀が行われます。妻・熙子という守るべき家族ができた光秀は、その存在を糧にして困難に立ち向かっていくのでしょう。
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