名古屋圏で混雑率の高い「鉄道主要区間」ランキングTOP8! 1位は「東別院→上前津」【2021年度データ】
日本の三大都市圏の1つである名古屋圏。企業や学校が多く集まる名古屋市周辺には、日々多くの人が通勤・通学しています。
そこで今回は、国土交通省が毎年度発表している、都市鉄道を対象とした「三大都市圏の平均混雑率」のデータをもとに、2021年度の「名古屋圏の鉄道主要区間混雑率ランキング」を紹介します。なお調査対象となっている「主要区間」とは、国土交通省が継続的に混雑率の統計を取っている区間のこと。またここでいう「混雑率」は、最混雑時間帯1時間の平均のことを指しています。
(出典元:名古屋圏における主要区間の混雑率|国土交通省)
名古屋圏で混雑率の高い「鉄道主要区間」ランキング
第2位:神宮前→金山
第2位は、名鉄本線の「神宮前→金山」区間でした。2021年の最混雑時間帯(7時40分~8時40分)における混雑率は、122%となっています。
金山駅は名古屋駅に次ぐ名古屋圏のターミナル駅として知られ、その1つ手前の神宮前では、名鉄常滑線が分岐しています。当該時間帯に6.2両×35本が運行され、2万1996人の輸送力に対して、実際の輸送人員は2万6886人でした。
ちなみに、コロナ禍前の2017年の統計では、当区間は同じ名鉄本線の「栄生→名鉄名古屋」と並び、混雑率143%でトップタイでした。2021年度調査でも、「栄生→名鉄名古屋」は121%で3位につけており、名鉄本線の混雑ぶりがうかがえます。
第1位:東別院→上前津
そして第1位は、名古屋市営地下鉄名城線・名港線の「東別院→上前津」でした。2021年の最混雑時間帯(7時30分~8時30分)における混雑率は、2位をわずかに上回る123%となっています。
地下鉄名城線は、名古屋市街の東側をぐるっと1周する環状線。名港線は金山駅と名古屋港駅を結ぶ別路線ですが、金山駅で名城線に乗り入れています。東別院駅のひとつ手前がターミナル駅の金山駅なので、流入した乗客が混雑率を引き上げているのではないでしょうか。
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