第1位:鹿児島県(173時間)
第1位には3つの県がランクイン。そのうちの1つが「鹿児島県」です。2021年度の月間平均実労働時間数は、173時間となっています。鹿児島県は、男性の月間平均実労働時間数では21位タイと中ほどに位置しているため、他の都道府県より女性が長く働いている傾向があるといえるでしょう。
ちなみに、鹿児島県では女性の雇用率が年々上昇しています。2020年(令和2年)の国勢調査では、女性雇用者の割合の全国平均が47.6%だったところ、鹿児島県では50.6%と5割を超えました。また、女性雇用者が最も多く就業している業種は「医療・福祉」の33.1%、次いで「卸売業・小売業」の17.8%となっています。
第1位:愛知県(173時間)
解説
2つ目の第1位は「愛知県」です。173時間という月間平均実労働時間は、最も短い県の166時間より7時間長い数字となっています。
愛知県は男性の月間平均実労働時間でも3位に入っており、男女ともに労働時間の長い県といえそうです。また、日本の女性労働力率は出産や子育ての時期にあたる30~34歳頃に一度落ち込む「M字カーブ」を描く特徴がありますが、愛知県ではこの谷が全国平均より深く、女性のキャリア離れが課題の1つといわれています。
第1位:岐阜県(173時間)
解説
そして、3つ目の第1位は「岐阜県」でした。岐阜県は女性の労働時間が長い一方、2021年(令和3年)の女性の育児休業取得率が96.9%と、全国平均(85.1%)を大きく上回っているのも特徴です。
岐阜県では2022年(令和4年)9月に、女性活躍推進法第6条に基づく「清流の国ぎふ女性の活躍推進計画」と「岐阜県男女共同参画計画(第4次)」を統合。県内の企業等の女性が企画・開発に参画した商品や活動の中から、特に優れたものを「ぎふ女のすぐれもの」として認定するなど、女性の活躍推進に取り組んでいます。
(出典元:総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた2023」)
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