【大河ドラマ】「武田信玄役」人気ランキングTOP9! 1位は中井貴一さん
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ねとらぼ調査隊では、2021年2月24日から3月10日の間、「あなたが好きな大河ドラマの『武田信玄』役は?」というテーマでアンケートを実施しました。
「甲斐の虎」とも呼ばれた武田信玄は軍事的・政治的に優れた手腕を持った戦国大名。その圧倒的な強さは後世にも語り継がれ、多くの小説やドラマで描かれています。戦国時代を舞台にした大河ドラマでも、多くの俳優が武田信玄を演じてきました。
今回のアンケートでは、1252票の投票をいただきました。ありがとうございます! それでは、結果を見ていきましょう。
第9位:早川雪洲(太閤記)
第9位は、早川雪洲さん。得票数は3票でした。
早川雪洲さんは、アメリカやヨーロッパで活躍していた映画俳優。1957年公開の映画「戦場にかける橋」にも出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。戦後には日本でも積極的に活動を行い、1965年放送の「太閤記」では武田信玄を演じました。
同作は大河ドラマの中で初めて戦国時代に焦点を当てた作品で、早川さんは大河ドラマで武田信玄を演じた最初の俳優ともいえます。
第8位:大友柳太朗(国盗り物語)
第8位は、大友柳太朗さん。得票数は9票でした。
1973年に放送された「国盗り物語」は、司馬遼太郎さんの同名小説を原作に、斎藤道三と織田信長、そして明智光秀の生き様を描いた物語です。
この作品で武田信玄を演じた大友柳太朗さんは、「快傑黒頭巾」「丹下左膳」などの時代劇映画を中心に活躍していた俳優。後には「北の国から」「新・東京物語」などのドラマ作品にも出演するかたわら、バラエティ番組でも活躍していました。
第7位:佐藤慶(徳川家康)
第7位は、佐藤慶さん。得票数は15票でした。
1983年放送の「徳川家康」で武田信玄を演じた佐藤慶さんは、「太閤記」では明智光秀を演じるなど、全部で13作の大河ドラマに出演しています。他にも、1967年に初めてテレビドラマ版として制作された「白い巨塔」の財前五郎役など、多くの作品でその存在感を発揮していました。
第6位:林邦史朗(真田丸)
第6位は、林邦史朗さん。得票数は22票でした。
「真田丸」は2016年放送の大河ドラマで、三谷幸喜さんが「新選組!」以来2度目の脚本を担当したことでも話題になりました。そんな同作で、武田勝頼や真田昌幸の前に幻となって現れる武田信玄を演じたのが、林邦史朗さん。林さんは大河ドラマでは殺陣師として約50年間指導を務めてきた人物で、同作が遺作となりました。
第5位:松平健(おんな城主 直虎)
第5位は、松平健さん。得票数は43票でした。
2017年放送の「おんな城主 直虎」では、松平健さんが武田信玄を演じています。出番こそ多くはありませんでしたが、「今川や井伊にとっては脅威的な存在なので、恐ろしい雰囲気が伝わらなければいけない」と松平さん自身が語っているように、その存在感は抜群でしたよね。なお、メイクには2時間以上かかり大変だったようですが、「坊主頭にヒゲ」というスタイルはお気に入りだったそうです。
第4位:石橋凌(麒麟がくる)
第4位は、石橋凌さん。得票数は59票でした。
2021年2月に最終回を迎えた「麒麟がくる」は、明智光秀の生涯を描いた大河ドラマです。石橋凌さん演じる武田信玄が登場したのは、最終回も近くなった第34回。短いシーンでしたが、その佇まいと風格には迫力がありましたよね。
また、石橋さんは過去に「武田信玄」で織田信長役を演じており、キャストインタビューでは「な、な、なんの因果でしょうか!?」と冗談めかして語っています。コメント欄でも、「武田信玄で信長を演じた石橋凌さんが麒麟がくるで信玄を演じた時は感慨深かった」との声があがっていました。
第3位:高橋幸治(天と地と)
第3位は、高橋幸治さん。得票数は94票でした。
1969年放送の「天と地と」は、大河ドラマ初のカラー作品。海音寺潮五郎さんの同名小説が原作で、上杉謙信と武田信玄を中心に戦国時代の動乱を描いています。武田信玄役の高橋幸治さんは、「太閤記」で織田信長を演じた経験もあり、当時は信長と信玄の共通点などを質問されることも多かったとのこと。川中島の戦いの場面では、多数のエキストラを動員してロケを行い、高橋さんも約40kgの鎧を身に着けて参加したそうです。
やはり本格的な戦いの場面が印象に残っている人も多かったようで、「川中島の合戦のシーン、上杉謙信との一騎討ち。高橋幸治さん演じる武田信玄の不敵な笑みが忘れられない」「『天と地と』で上杉謙信と武田信玄が一騎討ちした場面で、高橋幸治さんが謙信の振りかざす刀に微動だにせず、手に持っていた軍配で繰り返し振り払ったシーンが印象深く忘れられません」などのコメントが寄せられていました。
第2位:市川亀治郎(風林火山)
第2位は、市川亀治郎さん。得票数は209票でした。
市川亀治郎さん(現在は市川猿之助さん)が武田信玄を演じたのは、2007年の大河ドラマ「風林火山」でした。同作は武田信玄の軍師として知られる山本勘助を主役に、井上靖さんによる同名小説をドラマ化したものです。作品の人気と川中島のシーンの撮れ高がよかったことから、急遽1話追加された、というエピソードも残っています。
市川さんは武田信玄の青年期から壮年期までを通して演じており、「若い晴信から重厚な信玄までを亀治郎時代のあの若さでしっかりと遜色無く演じられたのはスゴイと言うしかありません!」と、その演技力を絶賛するコメントも見られました。
第1位:中井貴一(武田信玄)
堂々の第1位は、中井貴一さん。得票数は798票でした。
中井貴一さんが武田信玄を演じたのは、1988年放送の「武田信玄」。主演の中井貴一さんは当時25歳、これが大河ドラマ初出演でした。信玄としてのセリフが中井さん自身の言葉になったように感じるほど役に入り込み、「信玄公の生き方に僕が重なってきたようでした」と話していたそうです。
コメント欄でも中井貴一さんに言及する声は多く、「青年期から晩年に近づくにつれ貫禄を帯び、周りのベテラン俳優よりも重みを増していった演技が見事でした」「霧の中から上杉軍が現れる川中島の戦いは非常に印象に残っています。柴田恭平さんの上杉謙信との一騎打ちは見せ場でした」といったコメントが寄せられていました。また、「史実に基づいた中井貴一さんの“太ってない信玄”は良かった」と、そのビジュアルに触れる声も。
2023年には「どうする家康」というタイトルで、松本潤さんが徳川家康を演じることが決定したと発表されています。武田信玄は登場するのか、どんな俳優が演じるのか、想像しながら楽しみに待ちたいですね。
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