「東京メトロ銀座線」は、渋谷駅から浅草駅までを結ぶ地下鉄。1927年に浅草~上野間の2.2kmが開通し、日本初の地下鉄として営業がスタートしました。最初は4駅で始まった銀座線も、現在では14.2kmの営業距離に19駅が設置されており、その歴史の長さを感じさせます。
そこで今回は「『東京メトロ銀座線』で歴史を感じる駅名は?」というアンケートを実施します。名前の響きや漢字などから、あなたが歴史を感じると思う駅名を教えてください! まずは、全19駅の中から3つの駅を紹介します。
銀座

「銀座駅」は、1934年に銀座線の駅として開業。現在では丸ノ内線や日比谷線も乗り入れており、東京を代表する繁華街のひとつ・銀座の玄関口として、多くの人で賑わっています。
駅名になっている「銀座」とは、江戸時代に設立された銀貨の鋳造所「銀座役所」のこと。現在の銀座2丁目に置かれたことから、一帯が「銀座」と呼ばれるようになったのだそうです。のちに銀座役所は移転しますが、「銀座」という名前が定着していたことから、明治時代を迎えた1869年には正式な地名となりました。江戸時代からの現在までの、長い歴史が感じられますね。
上野

「上野駅」は、日本初の私鉄・日本鉄道の駅として1883年に開業。銀座線の駅は、1927年に設置されました。現在では、銀座線や日比谷線のほか、JRの新幹線や在来線が多く発着しています。
駅名となっている「上野」は、駅の位置している地名と同じ。室町時代のころから確認できる、古い地名なのだそうです。その由来としては、近くにある「下谷(したや)」の上にある高台だから、もともとは草が生い茂る高台の野原だったから、平安時代の人物・小野篁が「上野国」からの帰りにしばらく滞在したと伝わるから、など立地や歴史をふまえた説が多数あります。
浅草

「浅草駅」は、銀座線の開業と同時に誕生した駅。開通初日には始発が動き出す前からそれぞれの駅に乗客が殺到したそうで、人々から大きな関心が寄せられていたことがうかがえます。
「浅草」という地名の由来は、古くから草深い(草が生い茂っている)場所として知られていた武蔵野の中では、あまり草が生えていなかった土地だった、つまり「草が浅かった」ため「浅草」と呼ばれるようになった、という説があります。また、アイヌ語の「アツアクサ(海を越す)」、チベット語の「アーシャ・クシャ(聖者のいる場所)」、といった外国語が起源という説も。いまなお下町情緒が残る浅草は、名前からも風情が感じられますね。
「東京メトロ銀座線」で歴史を感じる駅名は?

ここまで、銀座線の駅から3駅をピックアップして紹介しました。選択肢には、19駅をピックアップしています。あなたが「歴史を感じられる」と思う駅名に、投票よろしくお願いいたします!
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