「佐賀県の地名」でカッコいいと思うのはどこ?【人気投票実施中】
九州の福岡県と長崎県の間に位置する佐賀県。かつての肥前国にあたり、幕末の佐賀藩は明治維新で重要な役割を果たしました。有田焼や伊万里焼といった陶磁器でも有名で、国内のみならず世界からも注目されています。
今回は、そんな佐賀県でカッコいいと思う地名をアンケート! なんとなく響きがカッコいいと思う自治体があれば、ぜひ投票をお願いします。ここでは、佐賀県内の3つの地名について解説します。
佐賀市
佐賀県の県庁所在地であり、県内の中心地である佐賀市。佐賀藩35万石の城下町として栄え、早稲田大学を創立した大隈重信や日本赤十字社の創始者である佐野常民など、数々の偉人を輩出しました。
『肥前国風土記』によれば、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が訪れた際に「栄の国」と呼ぶとよいと言ったことが転じて、「佐嘉郡」となったとされています。明治時代に入り、新政府によって「嘉」の字が「賀」に改められ、現在に至っています。
唐津市
唐津市は佐賀県の北部に位置する市で、玄界灘沿岸地域の商業や観光の中心地です。「虹の松原」や「唐津城」、豊臣秀吉が築いた「名護屋城跡」などの観光スポットがあり、呼子(よぶこ)の港は朝市やイカ漁で有名です。
そんな唐津の地名は、「唐(中国)へ渡るための津(港)」が由来だと言われています。秀吉の家臣・寺沢広高が松浦川の河口に唐津城を築いたのが、唐津の街の始まり。どこか異国情緒のある地名に、カッコよさを感じる人も多いのではないでしょうか。
多久市
多久市は、佐賀県の中央に位置しています。江戸時代には佐賀藩・鍋島家の分家が治めており、1708年(宝永5年)に4代領主多久茂文が「多久聖廟」を創建。国内では栃木県の足利学校や岡山県の閑谷学校に次いで古い現存の聖廟となっています。
『肥前国風土記』によれば、多久という地名は同書に登場する「高来駅」に由来するとされています。鎌倉時代ごろから「多久」と呼ばれるようになったとされていますが、詳しいところは明らかになっていません。
「佐賀県の地名」でカッコいいと思うのは?
佐賀県には邪馬台国が存在したとされる地の1つである吉野ヶ里遺跡があり、歴史の古い地名が多く残っています。特にカッコいいと思う自治体名があれば、ぜひその理由とともに投票に参加してみてください!