「福岡県の地名」で美しいと思うのはどこ?【人気投票実施中】
九州地方の玄関口となっている福岡県。朝鮮半島や中国大陸が近いため、古くから諸外国と関係を持ち、貿易を通じて博多一帯が発展しました。近世になると、関ヶ原の戦いで勝利に貢献した黒田長政が、徳川家康から筑前国を与えられ、福岡藩初代藩主に。父・官兵衛とともに築いた福岡城の周辺には城下町が形成され、多くの人が往来するようになり、大都市の基盤ができあがりました。
このように数々の歴史の舞台となった福岡県には、美しい地名が数多く存在しています。そこで今回は「福岡県の地名で美しいと思うのはどこ?」というテーマでアンケートを実施します。ぜひ、あなたが美しいと思う地名を教えてください。まずは、選択肢の中から3つの地域を紹介します。
八女市
県南部に位置し、南は熊本県、東は大分県に接している八女市。岩戸山古墳をはじめとする八女古墳群があり、古くから筑紫国の中心として栄えてきました。また、八女市の中心部・福島町には、土蔵造りの町家が立ち並び、江戸時代から育まれてきた文化が今もなお息づいています。
八女という地名は、歴史書『日本書紀』に登場する女神「八女津媛(やめつひめ)」に由来すると言われています。市内には、八女津媛神を祀る「八女津媛神社」があります。
宗像市
北九州市と福岡市のほぼ中間あたりに位置し、ベッドタウンとして発展してきた宗像市。世界文化遺産に登録されている沖ノ島をはじめ、宗像大社や八所宮など、霊剣あらたかな観光スポットが豊富です。
宗像という地名は、『西海道風土記』による宗像神社に祀られている宗像三女神に由来するという説と、『宗像郡勢大鑑』による沼沢地に接する集落を意味する地形に由来する説があるといいます。
太宰府市
県の中央部に位置する太宰府市。かつて九州全体を管轄する役所「大宰府」が置かれ、歴史上で重要な役割を果たしてきました。現在も、栄えていた当時の歴史を物語るように大宰府に関連する史跡や名所が各地に残り、毎年多くの観光客が訪れる観光都市となっています。
古代律令制のもとで設置された大宰府が、地名の由来です。もともとは天皇の命を受けて政治をする役所という意味合いから「オオイミコトモチノツカサ」と読ませ、「太宰府」ではなく「大宰府」と書かれていたそうです。
「福岡県の地名」で美しいと思うのは?
今回のアンケートでは、福岡県にある市町村が選択肢です。ぜひ、あなたが美しいと思う地名に投票してください。コメントも自由にお寄せくださいね。みなさんの投票お待ちしています!
参考
- 県のあゆみ(福岡県)
- 黒田長政(福岡城・鴻臚館)
- 八女福島の町並み(歴史と保存の取り組み)(八女市)
- 八女市の歩み(八女市)
- 福岡県・八女津媛神社(八女市) (九州の神社)
- 八女・福島の町並み(八女観光)
- 宗像市の概要(宗像市)
- 世界遺産(むなかた観光ガイド)
- 地形による地名(むなかた電子博物館)
- 太宰府市の概要(太宰府市)
- 地名と由来(太宰府市)