3月5日から3月18日まで、ねとらぼ調査隊では「あなたが好きな『ゴジラ』シリーズの作品はどれ？」というアンケートを実施していました。

　投票対象は、1954年から続く日本で制作された特撮怪獣映画「ゴジラシリーズ」の29作品。ねとらぼ読者が一番好きなシリーズ作品に投票をしてもらいました。

　今回のアンケートでは総数5730票もの投票をいただきました。ありがとうございます！　それでは、結果を見ていきましょう。

第10位：ゴジラvsキングギドラ

　第10位は「ゴジラvsキングギドラ」でした。得票数は183票、得票率は3.2％となっています。

　1991年12月14日に公開された「ゴジラvsキングギドラ」は、ゴジラシリーズの第18作。中川安奈さんや豊原功補さんが主役を務めました。ゴジラシリーズには珍しい、タイムワープが物語の基軸となっています。そのため、宇宙怪獣の印象の強いキングギドラは、本作では未来の遺伝子操作で生まれた動物「ドラット」が核エネルギーによって変化したという設定に。さらには、未来技術によってサイボーグ化しメカキングギドラとなりました。

第9位：モスラ対ゴジラ

　第9位は「モスラ対ゴジラ」でした。得票数は202票、得票率は3.5％となっています。

　1964年4月29日に公開された「モスラ対ゴジラ」は、ゴジラシリーズの第4作にあたる作品です。東宝が生んだ2大怪獣スターであるゴジラとモスラの対決を描いた作品で、昭和のゴジラシリーズの中でも非常に高い人気を誇っています。

第8位：ゴジラ×メカゴジラ（2002）

　第8位は「ゴジラ×メカゴジラ」でした。得票数は208票、得票率は3.6％となっています。

　2002年12月15日に公開された「ゴジラ×メカゴジラ」は、ゴジラシリーズの26作目となる作品です。本作では対ゴジラ用兵器として、1954年に死亡したゴジラの骨をベースとした生命ロボット「3式機龍（メカゴジラ）」が製造され、再び日本に姿を現したゴジラと対決するというストーリーが展開されました。

第7位：ゴジラVSメカゴジラ（1993）

　第7位は「ゴジラVSメカゴジラ」でした。得票数は212票、得票率は3.7％となっています。

　シリーズ第20作目となる「ゴジラVSメカゴジラ」は、1993年12月11日に公開されました。1975年に公開された「メカゴジラの逆襲」から18年ぶりの登場となるメカゴジラ。本作ではゴジラに対抗するために結成された国連の機関「Gフォース」が、メカキングギドラの残骸から23世紀の技術を解析して作り上げたという設定です。劇中では幕張新都心を舞台にラドンとベビーゴジラを追って上陸したゴジラによる、三つどもえの戦いが繰り広げられました。

第6位：ゴジラ FINAL WARS

　第6位は「ゴジラ FINAL WARS」でした。得票数は274票、得票率は4.8％となっています。

　2004年12月4日に公開された「ゴジラ FINAL WARS」は、ゴジラシリーズの第28作目となる作品です。「あずみ」でおなじみ北村龍平さんが監督を務めています。ゴジラ生誕50周年作品であり、作品名が指すようにミレニアムシリーズの最終作として制作され、世界中でさまざまな怪獣たちが激闘を繰り広げます。

第5位：ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

　第5位は「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」でした。得票数は288票、得票率は5％となっています。

　2001年12月15日に公開された「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」は、ゴジラシリーズの第25作目の作品です。平成ガメラシリーズを手掛けた金子修介さんが、ゴジラシリーズでは初となる監督を務めています。本作のゴジラは「戦争で犠牲となった人々の怨念の集合体」とされ、“史上最も凶悪なゴジラ”をコンセプトに制作されました

第4位：ゴジラvsビオランテ

　第4位は「ゴジラvsビオランテ」でした。得票数は645票、得票率は11.3％となっています。

　1989年12月16日に公開された「ゴジラvsビオランテ」は、ゴジラシリーズの第17作。植物と動物が融合した、シリーズでも異色となるデザインの怪獣ビオランテが登場し、ゴジラ細胞を巡る人間同士の争いや自衛隊とゴジラとのリアルな戦いの様子も描かれました。また、バイオテクノロジーなどの行き過ぎた科学の進化に警鐘を鳴らすというテーマもあり、ひとつのSF作品としても高い評価を得ています。

第3位：ゴジラvsデストロイア

　第3位は「ゴジラvsデストロイア」。得票数は655票、得票率は11.4％でした。

　1995年12月9日に公開された「ゴジラvsデストロイア」は、ゴジラシリーズの22作目となる作品です。1984年版「ゴジラ」から始まる「平成vsシリーズ」の最終作にして集大成として制作され、第1作で登場したオキシジェンデストロイヤーの影響で誕生した怪獣「デストロイア」とゴジラとの、ある意味で因縁の戦いが描かれています。

　コメントでは「これが最終作品だと思っていた」「ゴジラがメルトダウンで消えてゆくシーンが寂しかった」といった声が寄せられていました。

第2位：ゴジラ（1954年）

　第2位には「ゴジラ（1954年）」がランクイン。得票数は662票、得票率は11.6％となっています。

　記念すべきゴジラシリーズ第1作目「ゴジラ」は、1954年11月3日に公開されました。戦後の日本映画界に特撮怪獣映画というジャンルを築き上げた作品です。コメントでは「他のシリーズ作品も好きですが、やはり初代が原点にして究極」「白黒の映像でゴジラ出現や当時の街並みを破壊するシーンは、CG以上に迫力や恐ろしさがあります」といった声が寄せられていました。

第1位：シン・ゴジラ

　そして、第1位となったのは「シン・ゴジラ」でした。得票数は914票、得票率は16％となっています。

　2016年7月29日に公開された「シン・ゴジラ」は、アニメ版や海外版を除けば日本においてのゴジラシリーズ最新作となる作品です。「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみの庵野秀明さんが脚本と総監督、特技監督を樋口真嗣さんが務めました。また、300人を超えるキャストが集結したことでも話題となりましたね。

　コメントでは「フルCGの迫力がすごい！」「新しい作品でありながらも、原点に戻ったという印象」「シン・ゴジラでゴジラシリーズがまた好きになった」といった声が寄せられていました。