高血圧って遺伝なの? そもそも高血圧ってどんなもの? 医師が回答

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 ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(4月6日放送)で、「高血圧」に関して医師が回答した。

 番組に寄せられた健康の疑問「健康診断で夫の血圧が少し高めだと診断されています。『飲み会などで脂っこいものは控えたら?』と言うと、『気をつけるけれど血圧が高いのは遺伝だから』と言います。高血圧が遺伝という話は本当でしょうか? また高血圧だと、具体的にどうなるのでしょうか? 基本的なことを知らないので教えてください」に対して、医師が回答した。

 「高血圧には、はっきりとした原因のある『二次性高血圧』と、はっきりとした原因のわからない『本態性(ほんたいせい)高血圧』の2つがあります。日本人の高血圧の8~9割は、はっきりとした原因がわからない本態性高血圧に当たります。

 本態性高血圧にはさまざまな原因が関わっていて、そのなかのひとつとして遺伝も関係しています。血縁関係のある方が高血圧の人は高血圧になりやすい傾向があり、そこに塩分が多い食事や肥満、運動不足などの生活習慣が加わると、発症の可能性が高まります。

 高血圧は、別名『サイレントキラー』と呼ばれます。自覚症状がないにもかかわらず、動脈硬化を促進して脳卒中や心臓疾患、あるいは慢性腎臓病など重大な病気を引き起こす原因になるからです。

 日本では年間10万人以上の人が、高血圧が原因の病気で亡くなっていると言われています。日頃から自分の血圧をチェックして、気になることがあれば早めの受診を心がけましょう」

ポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」

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