【ドラゴンボール】原作の中で好きなストーリーランキング 1位は「フリーザ編」!
週刊少年ジャンプで連載していたマンガ『ドラゴンボール』は、言わずとしれた鳥山明さんの代表作。7つ集めると願いが叶うドラゴンボールを巡って、冒険と戦いを繰り広げる少年漫画の金字塔とも言える作品で、現在も根強い人気を誇ります。
ねとらぼ調査隊では、2月22日から3月8日まで、「『ドラゴンボール』であなたが最も好きなのは何編?」というテーマでアンケートを実施しました。投票対象となったのは全6編、早速結果を見ていきましょう!
第6位:魔人ブウ編
第6位は、「魔人ブウ編」。得票数は186票でした。
魔人ブウ編は、セル編の次に描かれたストーリー。原作最後のストーリーであり、最強の敵となる魔人ブウとの戦いが描かれています。序盤は高校生となった孫悟飯が中心となり、作中では珍しく悟飯の学園生活が描かれていました。悟飯たちは天下一武道会に出場する中で魔人ブウの封印が解かれようとしていることを知り、戦いに身を投じていきます。
ミスター・サタンの説得によって魔人ブウは改心したものの、愛犬とサタンが銃撃され激怒した魔人ブウは2人に分裂。より邪悪で強力な魔人へと変貌してしまいました。最終的に魔人ブウは元気玉によって消滅しますが、「生まれ変わったらまた戦いたい」という悟空の願いは、意外な形で叶うこととなります。
第5位:ピッコロ大魔王編
第5位は、「ピッコロ大魔王編」。得票数は240票でした。
ピッコロ大魔王編は、世界征服を企む魔族の王・ピッコロ大魔王が封印を解かれて復活するストーリーです。これまでもピラフ一味やレッドリボン軍など、様々な悪役が登場しましたが、ピッコロ大魔王は少年期のラスボスとも言える存在。神龍の力で若返りを果たし、さらにパワーアップをしてしまうピッコロ大魔王でしたが、悟空は捨て身の一撃を繰り出してなんとか勝利。
しかし、ピッコロ大魔王は最期に卵を産み落とし、その悪性を次世代に繋げることを企んでいました。生まれ変わったピッコロは天下一武道会に出場し、決勝戦で大人になった悟空と対決することとなります。
それまで悟空の仲間となってきたキャラクターの命を奪い、神龍をも手に掛けるなど、ピッコロの圧倒的な強さに当時の読者は強い衝撃を受けました。
DRAGON BALL カラー版 ピッコロ大魔王編 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)
第4位:サイヤ人編
第4位は、「サイヤ人編」。得票数は254票でした。
サイヤ人編は、ピッコロを倒してから5年後のストーリー。突如、宇宙から悟空と同じく尻尾を持ったラディッツが現れ、悟空は自身の弟だと明かします。ピッコロと共闘しラディッツに挑んだ悟空は、自身の命と引き換えにラディッツの地球侵略を阻止。しかし、1年後さらに高い戦闘力を持つサイヤ人・ベジータが地球に来ることが発覚します。
戦闘民族であるサイヤ人が地球に到来したことをきっかけに、悟空の出生の秘密が明らかになりました。本編では、その後悟空のライバルとなるベジータが初登場。その後もたびたび登場する「戦闘力」という概念が生まれたのもこのストーリーからです。
第3位:セル編
第3位は、「セル編」。得票数は335票でした。
フリーザを打倒して数年後に幕を開けるのが、セル編。ある日、未来からやってきた青年・トランクスにより、少年編で戦ったレッドリボン軍の残党に生み出された人造人間の手で、世界が滅亡の危機に陥っていることを告げられます。強敵の17号・18号に加えて、様々な人間の細胞を組み合わせて作られたセルも出現。2体の人造人間を吸収して完全体となったセルは悟空たちに宣戦布告し、悟空たちは「セルゲーム」で死闘を繰り広げることに。悟空たちが次々と倒れる中、セルと最後に対峙したのは悟飯でした。
未来からのトランクスや、圧倒的なパワーを持つ人造人間の登場などもさることながら、やはりインパクトがあったのはセルの存在とその不気味さです。街を壊滅させ、悟空たちを手こずらせた人造人間を吸収し形態を変化させていくなど、徐々に悪化していく状況は読んでいて手に汗を握ってしまいます。
DRAGON BALL カラー版 人造人間・セル編 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)
第2位:少年編
第2位は、「少年編」。得票数は391票でした。
少年編は、主人公の少年・孫悟空が、7つ集めると願いが叶うドラゴンボールを探す少女・ブルマと出会い、冒険の旅を始めるドラゴンボール最初の物語です。ピラフ一味やレッドリボン軍との戦い、亀仙人との修行、天下一武道会への参戦など、多くの出会いと冒険を繰り広げていく冒険活劇モノとして人気があります。
のちに大切な仲間となるクリリンとの出会いをはじめ、すべての物語の基盤が作り上げられたのがこの少年編でした。
第1位:フリーザ編
第1位は、「フリーザ編」。得票数は946票でした。
サイヤ人編で辛くもベジータを退けるも、ピッコロが命を落とし、地球の神も消滅してしまうなど大きな爪痕が残された状態から始まるのが、フリーザ編です。仲間たちを復活させるため、悟飯とクリリンたちは、その出生地であるナメック星へ向かいます。しかし、そこにドラゴンボールを狙う宇宙の帝王・フリーザが現れ、圧倒的な戦闘力でナメック星人や悟空たちを蹂躙していきます。
サイヤ人編で苦戦したベジータを従えるフリーザは、修行をして強くなったはずの悟空すらも追い詰めた、ドラゴンボールの中でも特に印象深い敵キャラでした。その強さを一言で表した「私の戦闘力は53万です」というセリフは今も有名。また、悟空が超(スーパー)サイヤ人になったのはこのフリーザ編が初。フリーザは現在でも映画版などに登場しており、その悪役としての存在感は色褪せることがありません。
コメントでもフリーザ編を振り返る声が多く寄せられており、「どれも選びがたいけど、初期のドラゴンボール集めを死ぬか生きるかのハラハラを混ぜたフリーザ編は何度読んでも途中で止められない」「フリーザ編かな やはりフリーザを倒すだけでなくベジータとの意思疎通、親友の死、ギニュー特戦隊の存在も面白かった」「フリーザ編での戦闘力の扱いが良かった。あんなに修行した悟空でさえ18万なのに対しフリーザの53万は子供ながらにどうやって倒すんだと思った」と、当時の少年たちもドキドキが止まらなかったようです。
多くの冒険、多くの戦いを楽しめる国民的作品のドラゴンボール。もう一度その原作を改めて読み返してみると、子どもの頃とはまた違う面白さを見つけられるかもしれませんね。
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