「奈良県の市町村名」で美しいと思うのは?【人気投票実施中】
古来より都が置かれてきたことから、世界遺産や国宝を多く有している「奈良県」。古くから親しまれてきた地名も多く、なかには美しさを感じる自治体名もあるのではないでしょうか。
そこで今回は「『奈良県の市町村名』で美しいと思うのは?」というテーマでアンケートを実施。奈良県の市町村名のなかから、漢字の並びや音の響きが美しいと感じる地名を教えてください! それでは奈良県の市町村から、3つの地名を紹介します。
奈良市
710年に「平城京」が置かれ、平安京に遷都するまで都として栄えた歴史を持つ「奈良市」。市内には世界遺産「古都奈良の文化財」を構成する「東大寺」や「興福寺」「春日大社」など、さまざまな観光スポットがあります。
「奈良」という地名には諸説ありますが、一説によると土地を平らに「ならした」ことに由来する、と考えられているようです。「平城」「寧楽」などとも表記されてきた古い地名で、歴史の深さを感じられますよね。
吉野郡吉野町
県のほぼ中心に位置している「吉野郡吉野町」は、桜の名所として有名な町。吉野山の山岳信仰と深く結びついており、春になると約3万本あるとされる桜が見事に咲き誇り、美しい景色を作り出します。
「吉野」という地名は、『古事記』や『日本書紀』といった書物にも登場しています。また、多くの天皇が行幸したと伝えられていることから、古くから知られている土地だったようです。
高市郡明日香村
県の中ほどに位置している「高市郡明日香村」は、かつて都が置かれていた村。村内には「高松塚古墳」「石舞台古墳」「飛鳥寺」といった深い歴史を感じられるスポットが点在しており、村の風土を保護する通称「明日香法」によって守られてきた、のどかで美しい景観も魅力です。
「明日香」という地名は古くから根付いており、渡来人が安心して暮らせたことから「安宿(あじゅく)」と名付けたものが変化した、地形をあらわす「スカ」に由来する、など諸説あるようです。『万葉集』でも「飛ぶ鳥の明日香」と歌われており、この枕詞に由来する「飛鳥」という表記もよく知られています。
「奈良県の市町村名」で美しいと思うのは?
奈良県の市町村から、3つの自治体を紹介しました。今回のアンケートでは、奈良県を構成する39市町村を選択肢にピックアップしています。あなたが美しさを感じる地名に、投票よろしくお願いします!
参考
- 市町村長・役場所在地一覧(奈良県)
- 奈良のあゆみ-明治以前-(奈良市)
- 世界遺産「古都奈良の文化財」(奈良市)
- 奈良県(東書KIDS)
- 【奈良「地名」ケンミン性】奈良の由来——土地を「平(なら)す」という説が有力《47都道府県「地名の謎」》(BEST TiMES)
- 吉野町について(吉野町)
- 吉野山と桜(吉野町)
- 吉野の歴史と文化(吉野町)
- 飛鳥ってどんなところ?(公益財団法人 古都飛鳥保存財団)
- 明日香村について(明日香村 地域おこし協力隊)
- はじめての万葉集(奈良県)