「外房線」で美しいと思う駅名は?【人気投票実施中】
外房線とは千葉県の房総半島東側を走るJR東日本の路線。千葉から安房鴨川までをつなぎ、房総半島東岸南部エリアの足として機能してきました。都市部へのアクセスから、観光地への移動手段など、さまざまな用途で活用されています。
そこで今回は「『外房線』で美しいと思う駅名は?」というアンケートを実施します。名前の響きや字面などから美しいと思う駅名を教えてください! まずは、編集部がピックアップした3つの駅名を紹介します。
投票対象の選択肢は「ジョルダン」を参考としています。
蘇我
蘇我駅は千葉市中央区にある駅です。蘇我といえば歴史の授業で学ぶ、「蘇我馬子(そがのうまこ)」や「蘇我蝦夷(えみし)」、「蘇我入鹿(いるか)」といった蘇我氏を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
蘇我という地名の由来は諸説ありますが、一例に日本武尊(やまとたけるのみこと)の妃である弟橘媛(おとたちばなひめ)が入水した伝承に由来するという説があります。入水時、5人の娘がともにしたと言われ、その内の一人が蘇我氏の娘でした。その後、蘇我市の娘は無事に浜に流れ着き「我蘇り」と発言。この“ 我蘇り ”が、蘇我の地名の由来になったとされます。
勝浦
勝浦駅のある勝浦市は漁業が盛んなほか、海水浴場が多くリゾート地としても知られています。
勝浦という名前の由来は開拓の祖である「勝占の忌部」に由来するという説があります。また勝浦の周辺は天然の良港であることから、「勝れた浦」の意で呼ばれるようになったとも。ちなみに、古くは桂浦、葛浦、勝占などさまざまな言葉で表記されていたそうです。
安房鴨川
安房鴨川駅は鴨川市横渚にある駅です。周囲には風光明媚な海岸や水族館があり、観光客が多く集まるエリア。その駅名は千葉県の古い呼び方「安房国」と、市名である「鴨川」を組み合わせた名前です。
鴨川の由来には諸説あります。代表的なものは平安中期の漢和辞書『倭名類聚抄』に、この地方が「加茂郷」と呼ばれていることが記されていたこと、そして市内には「加茂川」が流れていることから明治時代の町村合併の折、「鴨川町」と名付けられたという説があります。
「外房線」で美しいと思う駅名は?
ここまで3つの駅名をピックアップして紹介しました。投票した駅の好きなポイントや印象的なところ、エピソードなどがありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。みなさんのご投票お待ちしています!
参考
- 外房線の路線図・地図(ジョルダン)
- 外房線(コトバンク)
- 「蘇我」の地名の由来(地名の由来)
- 【何者】蘇我氏とは。その正体をわかりやすく簡単にまとめ。(日本史エキスプレス)
- 勝浦市の紹介(katsuura.lg.jp)
- 歴史探索コース(千葉県勝浦市)
- 勝浦市:特色・特徴(生活ガイド.com)
- 本当に千葉!?まるで海外リゾート「勝浦」で遊び倒そう!話題のSUPも(play-life.jp)
- 千葉県の歴史と名称について(Peroの部屋)
- 千葉県のあゆみ(千葉県)
- 市史ミニ講座~市史ってなあに~(鴨川市)