1996年の放送開始以降、25年以上経った今でも根強い人気を誇る番組「水曜どうでしょう」。4月8日から4月21日まで、ねとらぼ調査隊では「『水曜どうでしょう』であなたが一番好きな海外企画は？」というアンケートを実施していました。

　日本全国で行われる「サイコロ旅」などの国内企画にも多くのファンがいますが、「どうでしょう人気」を不動のものにしたのは、やはり数々の伝説的エピソードを生んだ海外企画でしょう。

　今回のアンケートで投票対象となったのは、過去放映された海外ロケ企画15本。合計2983票もの投票が集まりました。ありがとうございます！　それでは、アンケートの結果を第10位から振り返っていきます。

第10位：中米・コスタリカで幻の鳥を激写する！

　第10位は幻の鳥「ケツァール」を追ってコスタリカを旅するロケ企画がランクイン。得票数は70票でした。ミスターこと鈴井貴之Pの持ち物紛失（ゲームボーイだけが残される悲惨な結果に）など、奇跡の連発が笑いを誘います。

第9位：ヨーロッパ21ヵ国完全制覇

　大人気のヨーロッパ編・第一弾。得票数は117票でした。1997年当時発足したばかりのEU（欧州連合）を、レンタカーですべて回る過酷な企画は、後の海外ロケの方向性を決定づけました。

第8位：マレーシアジャングル探検

　8位には1998年放送のマレーシアジャングル探検がランクイン。得票数は124票でした。

　スタッフ陣に「一番つらかった」と言わしめた過酷なロケ内容や、ジャングル内でシカを虎と勘違いして騒然となった「シカ事件」など、こちらも笑いを誘う内容です。

第7位：ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 完結編

　ヨーロッパシリーズの完結編は第7位という結果に。得票数は132票を記録しました。

　1997年・1999年のヨーロッパロケでは未訪だったバチカン市国やポルトガル、サンマリノを巡り、ユーラシア大陸最西端・ロカ岬を目指す企画です。今回も案の定ハプニングが続出！

第6位：ジャングル・リベンジ

　ここからは大きく得票数も伸び、第6位「ジャングル・リベンジ」は230票を集める結果に。

　名物ディレクター・藤村氏が不意に放った「もう一回ジャングルは嫌だ」との発言が災い（？）し、6年ぶりのマレーシア探検がスタートします。大泉さんの絶叫っぷりや「照らしてやれ」事件は必見です！

第5位：アメリカ合宿国横断

　第5位には全8回の長期ロケ企画「アメリカ合宿国横断」がランクイン。得票数は247票でした。

カジノ勝負や大泉さん卒倒など話題に事欠かない同シリーズですが、中でも語り草となったのが「インキー事件」。20年以上たった今もなお話題に挙がる伝説のエピソードは必見です。

第4位：ヨーロッパ・リベンジ

　第4位にはヨーロッパ企画の第二弾が登場。同シリーズでは最も人気を集め、得票数は264票という結果になりました。

　惜しくもTOP3入りを逃したものの、謎ドラマ「フィヨルドの恋人」や大泉さんの極限状態などが笑いを誘う文句なしの内容です。番組を代表する「ここをキャンプ地とする！」の初出でもあり、水曜どうでしょうを代表する海外ロケ企画と言えるシリーズでしょう。

第3位：北極圏突入 〜アラスカ半島620マイル〜

　第3位は根強い人気を誇る「アラスカ」編。得票数332票をマークしました。オーロラを見るために人口12人の街・コールドフットに向かうこのシリーズ、大泉さんはなぜか「アカプルコ行き」を予想して海パン姿に。目的地発表から爆笑すること間違いなしの内容です。

　もはや定番となった「ビストロ大泉」始まりの回でもあり、「シールを貼ったままのトマト」や「モチのようなパスタ」、「火災報知器を誤作動させる勢いのフランベ」など衝撃的なメニューの数々に一同悶絶。その他訪れる数々のトラブルもお見逃しなく。

第2位：原付ベトナム縦断1800キロ

　第2位にはレギュラー放送の最後を飾った「原付ベトナム縦断1800キロ」がランクイン。得票数589票と、3位以下に大きな差を付けました。

　海外企画では定番の長距離ロケに国内企画で好評だった「原付（カブ）旅」が組み合わさって大波乱。爆笑から感動まで、どうでしょうのすべてが詰まった傑作です。ミスターのトランシーバー紛失など、もはや定番とすら言えるトラブルのオンパレードが見どころ。

第1位：ユーコン川160キロ 〜地獄の6日間〜

　映えある第1位に輝いたのは「ユーコン川160キロ 〜地獄の6日間〜」でした！得票数728票・得票率24.4%という堂々の記録でランクイン。名作ロケ「対決列島」の罰ゲーム企画としてスタートしたことも人気の理由でしょうか？

　増水により予定よりもスピードが急上昇した川や股間虫除けスプレー事件、アウトドア嫌い（当時）のミスターの落ち込みっぷりなど、全編に渡って笑いどころにあふれた名シリーズです。

　恒例の「シェフ大泉」による地獄のレシピ「グレーリング飯」はガイドさんすら難色を示したワースト・メニュー候補。信用を失った大泉さんが、とうとう食材を分けてもらえない事態に……。その他、次々と起こる事件はここではとても書ききれないほどです。本作から「どうでしょう」ファンになった方も多いのでは？