総面積が広い「国公立大学」ランキングTOP30! 第1位は「北海道大学」【2023年版】

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 国公立大学は、高度な教育と地域における人材育成、そして地域の学術拠点として日本の発展に貢献してきました。大学には研究施設が整備されていることもあり、中には広大なキャンパスを持つ大学も点在しています。

 そこで今回は、大学改革支援・学位授与機構が公開している「大学基本情報 2023」をもとに、「総面積が広い国公立大学」のランキングを紹介します。なお、本ランキングではキャンパスだけではなく、研究施設や病院、演習林なども含めた「総面積」でランキング化を行っています。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

(出典元:大学改革支援・学位授与機構「大学基本情報 2023」

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総面積が広い「国公立大学」ランキング

画像:PIXTA
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第5位:鹿児島大学(36.52平方キロメートル)

画像:鹿児島大学

 第5位は「鹿児島大学」でした。総面積は36.52平方キロメートル。

 鹿児島県鹿児島市に本部を置く鹿児島大学は、1949年に創立された国立大学。学生の潜在能力の発見と適性の開花に努め、自主自律と進取の精神を有する人材の育成を目標としています。

 同校は講義室はもちろん、研究施設や学生・職員の宿舎など、さまざまな施設を有しています。中でも広大なのは、鹿児島県垂水市海潟にある高隈演習林。30平方キロメートル以上の広大な敷地を誇り、学生の泊まり込みによる実習のほか、スギ人工林の育林技術や生産システム、動物の生態と自然に関する長期モニタリングなどの研究にも利用されています。

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第4位:京都大学(50.49平方キロメートル)

画像:京都大学

 第4位は「京都大学」でした。総面積は50.49平方キロメートル。

 京都府京都市左京区に本部を置く京都大学は、1897年に創立された「京都帝国大学」を前身としており、国内屈指の入試難易度を誇る名門大学として知られています。何事も学生の自主性に任せるという「自由の学風」を掲げていて、興味のある学問を幅広く学べる環境が整っています。

 同校は、インドネシアの赤道大気観測所など、国外にも研究施設を有しています。中でも広大なのは北海道川上郡の北海道研究林で、その面積は約22平方キロメートル。また、京都府南丹市美山町の芦生研究林も同様の敷地面積があり、他大学の研究・教育の場として利用されているほか、条件付きでハイキングなどの一般利用も可能です。

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第3位:九州大学(75.63平方キロメートル)

画像:PIXTA

 第3位は「九州大学」でした。総面積は75.63平方キロメートル。

 福岡県福岡市西区に本部を置く九州大学は、1911年に「九州帝国大学」として創立された国立大学。基本理念は「自律的に改革を続け、教育の質を国際的に保証するとともに常に未来の課題に挑戦する活力に満ちた最高水準の研究教育拠点となる」。日本のさまざまな分野において指導的な役割を果たし、アジアをはじめ広く全世界で活躍する人材を輩出し、日本および世界の発展に貢献することを目的としています。

 同校の敷地の中でも特に広大なのは、北海道足寄郡足寄町の北海道演習林。約37平方キロメートルの広大な敷地を誇り、ヒグマやエゾシカ、キタキツネやエゾユキウサギなどが生息しています。また、宮崎県東臼杵郡椎葉村の宮崎演習林も約29平方キロメートルの広さで、学生の実習やセミナー、調査研究などの目的で利用されています。

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第2位:東京大学(326.71平方キロメートル)

画像:東京大学キャンパスツアー

 第2位は「東京大学」でした。総面積は326.71平方キロメートル。

 東京都文京区に本部を置く東京大学は、1877年に創立されました。日本最難関の名門として知られ、最先端の研究施設が集結。世界的な水準での学問研究の牽引力であると同時に、公正な社会の実現、科学・技術の進歩と文化の創造に貢献する、世界的視野をもった市民的エリートの育成を目的としています。

 同校は、関東・東海地方を中心にさまざまな施設があるほか、チリのアタカマ天文台など海外にも研究施設も有しています。中でも面積の大部分を占めるのは、北海道富良野市山部東町の農学生命科学研究科附属演習林(北海道演習林)。約227平方キロメートルもの面積を誇り、さまざまな実験・研究を行っているほか、研究機関・団体などに対し研究・実習・研修のためにフィールドや資料を提供しています。

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第1位:北海道大学(660.11平方キロメートル)

画像:PIXTA

 第1位は「北海道大学」でした。総面積は660.11平方キロメートル。

 北海道札幌市北区に本部を置く北海道大学は、1876年に創立された「札幌農学校」を前身とする旧帝国大学。「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を基本理念とし、豊かな人間性と高い知性、広い教養を身につけた、国際的に活躍できる人材の育成を目的としています。

 札幌市内に広大なキャンパスを持つ同校ですが、総面積のほとんどを占めるのはやはり研究林。中でも「天塩研究林」「中川研究林」「雨龍研究林」は広大で、3つの研究林の合計が約617平方キロメートル。大学所有の森林として日本で最も北に位置する天塩研究林では、寒冷積雪地における森林の環境保全機能の解明など、さまざまな研究が行われています。

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