「国家のブランド」ランキングTOP20! 第1位は「日本」【2023年最新調査結果】

ツイートする Tweet ツイートを見る
Share
LINE
hatena
Home

 世界最大規模の世論調査会社イプソスは、2023年版「アンホルト-イプソス 国家ブランド指数(NBI)」を発表しました。

 同調査は、2008年から毎年イプソスと、国家イメージ分野における世界的権威サイモン・アンホルト氏が共同で実施している、国家ブランド力を評価するグローバル調査。60カ国を対象に、「輸出」「ガバナンス」「文化」「人材」「観光」「移住と投資」の6つのカテゴリに関する認識を調査することで、国家のブランド力を測定しています。調査は、2023年6月27日~8月3日にかけて、20カ国の18歳以上の成人約6万人を対象に、オンライン調査にて実施されています。

 60カ国のうち、国家ブランド力が最も高く評価されたのはどの国だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

advertisement

調査概要

調査期間2023年6月27日~8月3日
調査対象20カ国の18歳以上の成人
有効回答数約6万人

(出典元:イプソス「世界60カ国中日本が国家ブランドランキング1位に初選出」

advertisement

「国家のブランド」ランキング

画像:写真AC
advertisement

第5位:イタリア

画像:写真AC

 第5位は「イタリア」でした。総合スコアは68.69で、昨年の同ランキング4位から順位を1つ下げ、総合スコアも0.57ポイントダウン。

 南ヨーロッパに位置し、地中海の中央部に位置するイタリアは、フランス、スイス、オーストリア、スロベニアと国境を接していて、国土内に独立国家であるサンマリノとバチカンが位置しています。花の都「フィレンツェ」、水の都「ベネチア」などの都市観光など、名所も充実。同国は、食べ物のおいしさや魅力的な国民性などが高く評価されています。また、投資意欲を高める要因の属性「仕事と生活」では3位にランクインしています。

advertisement

第4位:英国

画像:pixabay

 第4位は「英国」でした。総合スコアは68.80で、昨年より0.33ポイントダウンしたものの、昨年の同ランキング6位から順位を2つ上げています。

 ヨーロッパ大陸の北西岸に位置する英国は、グレートブリテン島やアイルランド島北部などで構成されています。産業革命発祥の地として成長し、金融市場で知られるロンドンを中心に、芸術・商業・教育・娯楽・ファッションなど、幅広い分野において強い影響力を持っています。

 同国は「輸出」指標で総合4位、「移住と投資」指標で5位、「観光」指標で6位と、安定した評価を獲得。特に政府の能力・誠実さ・環境保護などの「ガバナンス」に対する評価が改善されているようです。

advertisement

第3位:カナダ

画像:写真AC

 第3位は「カナダ」でした。総合スコアは68.91で、昨年より0.61ポイントダウンしたものの、昨年に引き続き3位にランクイン。

 北アメリカ大陸北部に位置するカナダは、世界有数の国土を持ち、ロッキー山脈やナイアガラの滝など豊かな自然と都市機能が共存する国です。鉱物やエネルギーなど幅広い資源を持つ資源大国でもあります。

 同国は「人材」「移住と投資」の各指標で1位を獲得するなど、昨年に引き続き、世界的に高く評価されています。自然の美しさや生活環境、治安の良さなど、自然と都市機能とのバランスの良さも支持されているようです。

advertisement

第2位:ドイツ

画像:pixabay

 第2位は「ドイツ」でした。総合スコアは69.43で、昨年より0.37ポイントダウン。同ランキングでは6年の間1位を守ってきましたが、1つ順位を落としています。

 ヨーロッパ中央部に位置するドイツ。第2次世界大戦後は東ドイツと西ドイツに分かれていましたが、東西を隔てていたベルリンの壁が壊され、1990年に統一国家となりました。フォルクスワーゲンやBMW、アウディなど世界的に有名なブランドを有する自動車産業が発展。経済大国としても知られていて、フランスと共にEU主要国として高い影響力を持っています。

 同国は「輸出」「移住と投資」「ガバナンス」「文化」の各指標でトップ5を獲得するなど、変わらず高い評価を受けています。特にスポーツの卓越性、製品の魅力、世界の貧困削減への貢献が高く評価されています。今回は2位となりましたが、評価が落ちたわけではなく、日本の成長によるものだと判断されているようです。

advertisement

第1位:日本

画像:PIXTA

 第1位は「日本」でした。総合スコアは69.85で、昨年より0.32ポイントアップ。昨年の同ランキング2位からの1位獲得となりました。

 日本は「輸出」「ガバナンス」「文化」「人材」「観光」「移住と投資」の6つの指標全てでトップ10入りを達成。特に「輸出」の指標に対する評価が高く、「科学技術への貢献」「クリエイティブな場所であること」「製品の魅力」という3つの属性全てにおいて1位を獲得。そのほか「雇用可能性」「活気ある都市」といった項目が高評価を得ています。日本は2019年から5位・4位・3位・2位と着実に順位を上げ、アジア太平洋地域から初めて60カ国中のトップに立っています。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

関連タグ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.