社会人の約6割が「職場の新年会に参加したくない」 「気を使うのが疲れる」を上回る不参加理由は?
ライボ(東京都渋谷区)が運営する調査機関「Job総研」が、社会人男女559人を対象に新年会の有無や参加意欲について調査を実施し、その結果を「2023年 新年会意識調査」として発表。社会人の約6割が、職場の新年会に「参加したくない」と考えていることが分かりました。
新年会に「参加したくない」人が多数派
回答者に職場の新年会への参加意欲ついて聞くと、「全く参加したくない」が21.2%、「参加したくない」が15.4%、「どちらかといえば参加したくない」が20.8%と、全体の約6割の人が「参加したくない」と考えていることが分かりました。
年代別に見ると、「参加したくない」と答えた人の割合が最も高いのは30代で63.0%。次いで20代(55.9%)、40代(55.8%)、50代(52.1%)と続き、どの世代も「参加したくない」人が半数以上を占めました。
新年会に「参加したくない」人に理由を複数回答で聞いたところ、「特に必要性を感じない」(48.4%)、「気を使うのが疲れる」(46.8%)、「プライベートを優先したい」(46.5%)、「経済的な負担が気になる」(43%)などが上位に入りました。その後、「仕事以外で職場の人と関わりたくない」(34.5%)、「職場での飲みの席が苦手」(25.9%)、「感染症が気になる」(22.8%)と続きます。
新年会は必要だと思うか?
今回の調査において「職場で新年会の実施予定がある」と答えた人は44.5%と全体の半数を切っており、コロナ禍前の2019年(「開催予定がある」が67.5%)の水準には戻っていないことが分かっています。こうした状況の中、「新年会」の必要性を感じている人はどれだけいるのでしょうか。
回答者全体に「職場の新年会実施の必要性」について聞くと、「全く必要ない」が19.6%、「必要ない」が16.5%、「どちらかといえば必要ない」21.7%と、半数以上の人(計57.8%)が「必要ない」と考えていることが分かりました。
必要ないと思う理由を複数回答で聞いたところ、半数以上が「行くのが面倒」(53.1%)と回答。そのほか「お金がかかるから」(44.6%)、「忘年会があるから」(28.9%)、「古いイメージがあるから」(26.8%)などが上位に入りました。
回答者からは「会社としてしっかり開催される飲み会が忘年会に続いて連続するのは正直しんどいかも」「年が明けたらまた職場で飲み会はあるだろうし、わざわざ新年会としてはやらなくてよいと思う」といったコメントも出ていました。
調査は2023年11月22日~27日に、ライボの「JobQ Town」登録者を対象にインターネット上で実施しました。
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