ねとらぼ調査隊では、アンケートサイト「ボイスノート」の協力の下、全国の女性を対象に「名前がかっこいい東京都の女子大学」というテーマでアンケート調査を実施しました。

　多くの女性から「名前がかっこいい」と支持を集めたのは、どの女子大学だったのでしょうか。早速ランキングを見ていきましょう！

　なお、アンケート対象の大学は、文部科学省のサイトを参考にリストアップしています。

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調査概要

アンケート実施日	2023年11月22日
調査対象	全国の女性
有効回答数	399票

【女性が選ぶ】「名前がかっこいい東京都の女子大学」ランキング

第5位：清泉女子大学

　第5位は、得票率8.5％の「清泉女子大学」でした。

　品川区に本部を置く清泉女子大学は、1938年に開設された「清泉寮学院」を前身とし、1950年に設置された私立の女子大学。キリスト教ヒューマニズムを建学の精神とし、「まことの知・まことの愛」の追究をモットーとしています。

　「清泉」の名は、1934年にスペインの聖心侍女修道会からシスターたちが来日し日本での教育活動の名称について検討した際、シスターの責任者だったマリア・オリバ・レイナが考えた「Fuente Pureza（清い泉）」から名付けられました。清く澄んだ美しい泉がイメージできる名前である点も、支持を集めた理由かもしれません。

第4位：津田塾大学

　第4位は、得票率11.3％の「津田塾大学」でした。

　小平市に本部を置く津田塾大学は、1900年に創立された「女子英学塾」を前身とする私立の女子大学。キリスト教精神の下で女性に幅広い教養と高度な専門的学術を教授し、「国際的視野を備え、さまざまな地球的課題に対してイニシアティブを発揮して、地域社会と国際社会の双方に貢献できるオールラウンドな女性」の育成を目的としています。

　創立者の津田梅子は、「男性と協同して対等に力を発揮できる女性の育成」を目指し、生涯を女性の高等教育に捧げました。校名は1943年に「津田塾専門学校」に改称され、その後1948年に「津田塾大学」となっています。創立時の精神は現在も受け継がれており、「津田」の名に強い意志が感じられるところも支持を集めた要因ではないでしょうか。

第3位：聖心女子大学

　第3位は、得票率12.5％の「聖心女子大学」でした。

　渋谷区に本部を置く聖心女子大学は、1916年に創立された私立「聖心女子学院高等専門学校」を前身とし、1948年に開学した私立の女子大学。「一人一人の人間をかけがえのない存在として愛するキリストの聖心（みこころ）に学び、自ら求めた学業を修め、その成果をもって社会との関わりを深めること」を教育理念としています。

　聖心女子大学の母体は、1800年にフランスで誕生したカトリック女子修道会「聖心会」。フランス革命の混乱期に女性の担う社会的責任の大きさを痛感し、女子教育を目的に誕生した修道会で、キリストの愛の象徴である「聖心（みこころ）」から名付けられています。神聖なイメージや、強さ、美しさなどが感じられる名前であるところも、支持を集めた理由の一つのではないでしょうか。

第2位：白百合女子大学

　第2位は、得票率14.3％の「白百合女子大学」でした。

　調布市に本部を置く白百合女子大学は、1881年に創立された学校（1898年に「高等女子仏英和学校」と命名）を前身とし、1965年に設立された私立の女子大学。「真・善・美」を教育目標に、清楚と謙虚さの中に気品を保ち、豊かな人間性と広い視野、専門的な知識を備えた自立的女性の育成を目標としています。

　校章となっている白百合の花は聖母マリアのシンボルで、真の強さを内に秘めた女性の姿を表しています。また、祖国を救ったジャンヌ・ダルクが身に着けることを許されたのも、白百合をモチーフとした王家の紋章だったそうです。清らかな白百合のイメージに加え、勇気や強い意志なども感じられますね。

第1位：お茶の水女子大学

　第1位は、得票率19.0％の「お茶の水女子大学」でした。

　文京区に本部を置くお茶の水女子大学は、1875年に開校された「東京女子師範学校」を前身とし、1949年に新制大学として設置された国立の女子大学。世界の人々と連携し、文化の多様性を理解し違いを認め合い、互いを尊重し、協働して平和な世界を創造できる「グローバル女性リーダー」の育成を使命としています。

　大学名の「お茶の水」は、1875年に創立された同大学の前身「東京女子師範学校」の発祥の地である「御茶ノ水（現在の東京都文京区湯島）」から名付けられています。長い歴史と伝統が感じられるところや、響きの良さなども支持されたのではないでしょうか。

　ランキングの全順位は、次のページからご覧ください！