兵庫県には世界有数の貿易港である神戸港が存在し、国際性の高い地域として発展してきました。国際関係機関や国際研究機関が集まる兵庫県は、大阪・京都と共に関西経済の中心的な役割を担っています。
そこで今回は「『地元民しか読めない!』と思う兵庫県の市町名」というテーマでアンケートを実施します。ここではまず、アンケート対象となっている兵庫県の市町名から3つを紹介します。
尼崎市
「尼崎市」の読み方は「あまがさきし」です。兵庫県の南東部に位置し、JR・阪神電車・阪急電車が乗り入れているため、大阪・神戸・京都・奈良への移動がスムーズなエリアです。明治時代以降、工業都市として発展してきた尼崎市は、2010年に「ECO未来都市あまがさき」を宣言。低炭素社会の実現に向けた先駆的な取組が評価され、国から「環境モデル都市」に選ばれました。
「あまがさき」という地名は古い記録で「海人崎」「海崎」などとも表記され、漁民が住む岬という意味の言葉が由来と言われています。
相生市
「相生市」は「あいおいし」という読み方です。兵庫県の南西部にある相生市は古くから造船業が盛んな地域で、手漕ぎの木造船「ペーロン」が有名。例年5月には「相生ペーロン祭」が行われ、ペーロン競漕などのイベントで盛り上がります。
瀬戸内海と山々に囲まれた穏やかな気候の相生市は、山間部の肥沃な土壌で作られる「矢野メロン」や、矢野町小河地区で栽培される「ゆず」の産地としても知られています。漁村として発展してきた相生市で獲れる「相生牡蠣」は、地元グルメとして人気です。
宍粟市
「宍粟市」は兵庫県の中西部に位置する、山地が多い地域です。「しそうし」と読みますが、読むのが難しいことに加え、漢字の書き間違いも多い難読地名。そこを逆手に取り、宍粟市では難読ぶりを全国にPRするため「宍粟市知名度アップCMコンテスト」などの活動を行ったこともあります。
標高1000メートル超の山々に囲まれ、豊かな自然と四季折々の風景を楽しめる宍粟市。森林が多いことから古くより木材を使用した産業が盛んで、木工製品や家具などの製造を中心として発展してきました。「宍粟」は奈良時代の書物に記載がある古い地名で、肉と穀物を表す「シシアワ」という字に由来し、狩猟と農耕が盛んだった地域を示していると言われています。
「地元民しか読めない!」と思う兵庫県の市町名は?
ここまで、兵庫県の市町名で読み方が難しい地名を3つ紹介しました。アンケート対象となっている地名の中から、あなたが「地元民しか読めない!」と思う市町名にご投票ください!
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