浅野忠信の演技に驚嘆の声……! ラスボス川島、アジア大会の裏で暗躍 『いだてん』第43話、ネット上の反応は?
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今週の「いだてん」放送直前のおさらい! 前週の内容と評価をお届けします。
1964年、東京オリンピック開催。それを実現させるために奔走した金栗四三、田畑政治の姿を脚本家宮藤官九郎が描きました。主人公が1部、2部で交代する構成や数多くの伏線が張り巡らされたストーリー展開で話題のいだてん。終盤になり、いよいよ物語は盛り上がっています。
「いだてん」第43話(11/17放送)のあらすじ
開催まで2年。国民のオリンピック熱は盛り上がりに欠けていた。テレビ寄席の「オリンピック噺」に目を付けた田畑(阿部サダヲ)は五りん(神木隆之介)を呼び、広告塔に任命する。
組織委員会では準備が本格化。アジア各都市を回る聖火リレーの最終ランナーの候補に金栗四三(中村勘九郎)が浮上する。田畑はジャカルタで開催されるアジア大会を席巻せっけんし、五輪開催にむけ勢いをつけようともくろむが、開幕直前に大問題が発生する。(『いだてん』公式サイトより)
「いだてん」第43話のネット上での評価
ネット上での『いだてん』第43話の評価は、「ポジティブ」が 71.1%となりました。引き続き高い水準で評価されている一方で、 ネガティブ寄りな意見として「放送があと4話でおわってしまう」 といった終わりを惜しむツイートが多数見られました。
第43話最大の盛り上がりポイントは20時40分頃
第43話で最大に盛り上がったポイントは、20時40分頃の川島登場と、そこからの田畑の反撃シーン。いだてんは史実をベースにしているだけに、近代史に詳しい人には辛過ぎる展開が、多くの人を惹きつけました。
ジャカルタの想い
1962年8月・ジャカルタで開催されるアジア大会は、田畑たちにとって日本の存在をアピールし、東京五輪開催に向けての弾みをつける大会になるはずでした。しかし事態は思いもよらぬ展開に。
西側諸国からの政治的圧力により、ジャカルタ開催のアジア大会が混乱してしまったという史実から、スポーツに政治を持ち込まないという純粋な想いは政治側には通用しないと多くの視聴者が感じたシーンでした。 この流れを受けてTwitter上では、「どうしても昔話に思えない」や「『スポーツと政治は別』という主義主張が敗れていく様子を淡々と描写する大河ドラマ」といった声が。
また、インドネシアの民衆が、日本選手が宿泊するホテルに暴徒となって押し寄せるシーンでは、日本の通訳として雇われていたアレンの切れのある一本背負いや、暴徒を説得する熱い言動に注目が。「アレン…オモシロ通訳キャラと舐めててゴメン…」や「今日のヒーローは、間違いなくアレン」「ジャカルタの市民は政治と切り離して純粋にスポーツの採点を開きたいだけなのに」といった声が多くあり、目頭を熱くする人も。
ラスボス・川島を演じる浅野忠信のすごさ
第43回では、川島正次郎と、彼を演じる浅野忠信さんに注目するツイートが数多く見られました。インドネシアのホテルで食事をとる川島。その姿に「食べ方で、どんな人物か伝わってくる。すごいな浅野忠信」といった声。また作中、主人公の川畑を陥れていく姿に、「浅野忠信さん、めちゃくちゃハマり役だな。毎回すげーイライラする笑」といった声などが見られました。川島は嫌なキャラだけど、それを演じきる浅野さんはすごい、というのが視聴者の主な感想のようです。
どんな局面でも、自分へ矛先が向かないように立ち回る川島の存在は不快だけど、浅野忠信さんのハマり役だと多くの人がツイートしています。また、川島をはっきりとした悪役で描いている点に注目し「ここまであからさまに悪役として描けるのは、直系子孫がいない、ってのも大きそう」といった声も。
ダブルクレジットが話題に
第43回でもっとも話題の中心となったのは、ダブルクレジットの登場人物。それは国旗責任者として、組織委員会に最年少で加わった吹浦忠正さん。すでに亡くなった登場人物が多い中、吹浦さんは現在78歳。国旗考証として、いだてんに関わっています。この事実をオープニングのクレジットから発見した視聴者が多く、「奇跡のダブルクレジット」や「オープニングに2度名前が出るなんて、そんな大河過去にありました!?」といった驚きの声が見られました。
また吹浦さん自身が、いだてんに関してコメントした引用ツイートも多く見られ、より一層川畑や金栗(中村勘九郎)、岩田(松坂桃李)を実在の人物として実感した人も多いようです。さらに、いだてん公式Twitterでは、吹浦さん自身の「僕の役を演じてくださる須藤蓮さんがとてもイケメンで光栄です」といったツイートを紹介。過去の大河ドラマでは見られない出来事となりました。なお、広報の役割を任された五りん(神木隆之介)は架空の人物です。
まとめ
第43話は、ジャカルタで開催されるアジア大会を巡る政治的陰謀に焦点を当てて、それに翻弄される主人公田畑たちの姿が描かれていました。依然盛り上がりに欠ける東京五輪をどうPRするか? 現在の日本にも関連するような内容のエピソードも盛り込まれた回でした。
注目の第44話は……
アジア大会に強行出場を決めた日本選手団。帰国後、強いバッシングを受けることに……。川島オリンピック大臣に強行出場の首謀者とされ、事務総長解任のピンチを迎える田畑……。一方、半身まひを患っている志ん生(ビートたけし)は高座復帰を目指してリハビリに励むのだが……。第44話も見逃せません!
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