【銀河英雄伝説】あなたの好きなオーベルシュタインの名言はなに?【人気投票実施中】
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田中芳樹さんの小説『銀河英雄伝説』には個性豊かな将官たちが多数登場しますが、中でも主人公の一人であるラインハルト・ローエングラムを戦略面から支える「パウル・フォン・オーベルシュタイン」は、“ドライアイスの剣”とも評されるほど冷徹かつ冷静沈着な参謀役。
目的のためには手段を選ばず、時に非道な策謀をも駆使するというマキャベリズムを地で行くオーベルシュタインは、理想主義的な将官の多い帝国内では疎まれることも多かったものの、ラインハルトが皇帝となるための下克上に欠かせない存在でした。
そこで今回は、オーベルシュタインの好きな名言についてアンケートを実施します! あなたの印象に残るオーベルシュタインのセリフにご投票ください。それではまず、数ある名言の中から5つのセリフを紹介します。
「AにはAに向いた話、BにはBにふさわしい任務、というものがあると思いますが……」
銀河帝国のイゼルローン駐留艦隊司令官ゼークト大将を見限り、独断で戦場を離脱したオーベルシュタイン。敵前逃亡の罪状に対する弁解という名目で、ラインハルトへの接近を図ります。
「閣下の覇業を成就されるには、様々な異なるタイプの人材が必要でしょう」という台詞に続くこの名言は、慎重かつ理論的なオーベルシュタインの人となりがよく表れています。
「おわかりになりますか。私は憎んでいるのです。ルドルフ大帝と彼の子孫と彼の産み出したすべてのものを……ゴールデンバウム朝銀河帝国そのものをね」
前出の台詞で人払いをさせ、ラインハルトと1対1となったオーベルシュタインは、いよいよ本題に入ります。核心を語るにあたっては小細工を弄さず、正面からぶつかっていくこの名言には、さすがのラインハルトも一瞬気圧されました。
オーベルシュタインとしては積極的に自分の弱みを見せ、それを相手に握らせることで、懐に飛び込もうとしたのかもしれません。
「所詮、あなたもこの程度の人か……」
前項の直球的な王朝批判に色を失ったラインハルトは、思わず隣室に下がらせたキルヒアイスを呼び寄せ、オーベルシュタインの逮捕を命じます。この反応にオーベルシュタインは失望の色を見せ、こちらの名言をつぶやきました。
このあとには、「結構! キルヒアイス中将一人を腹心と頼んであなたの狭い道をお行きなさい」という言葉が続き、ラインハルトを思いとどまらせることに成功しました。
「駒はより多くおそろえになったほうがよろしいかと存じます。たとえ汚れた駒でも……」
自由惑星同盟軍の手に落ちたイゼルローン要塞攻略に躍起となりながらも、失策続きのケンプ提督が役に立たないと腹を立てているラインハルトに対して、オーベルシュタインが諫言した言葉。ラインハルトは「私は宇宙を盗みたいのではない。奪いたいのだ」と返しますが、そこへ「武力だけで宇宙を手に入れるのは困難」と説くオーベルシュタインの言は正論かつ、実に論理的です。
「助からぬものを助けるふりをするのは、偽善であるだけでなく、技術と労力の浪費だ」
皇帝ラインハルトが死去してまもなく、地球教徒による爆弾テロの標的となり致命傷を負ったオーベルシュタイン。もう助からないと悟り、それでも手を尽くそうとする部下や医師に向けた名言です。
他人に対してならともかく、自分の最期にまでこれほど冷静に判断できるのはオーベルシュタインならではですね。自ら望んだ殉死だったという見方もありますが、徹底した合理主義者らしい名言であることには違いありません。
まとめ
ここまでオーベルシュタインの5つの名言を紹介しました。選択肢には、オーベルシュタインの主なセリフから28個の項目を設定しています。もしも選択肢にないセリフが良いという人は、「その他」に投票のうえコメント欄に印象に残っているセリフをお書きください。
また、オーベルシュタインの魅力や劇中の好きなシーンなどもぜひコメント欄にお寄せください。みなさんのご投票お待ちしています!