ツイートする Tweet ツイートを見る
Share
LINE
hatena
Home

第3位:千代田区(176人)

advertisement

第2位:豊島区(-36人)

 第2位は「豊島区」でした。東京23区の北西部に位置する豊島区は、若者に人気の池袋やシニア層に人気の巣鴨、高級住宅街として知られる目白など、さまざまな表情を持つエリアです。

 豊島区の2023年の「転入超過総数」は-36人。つまり36人の「転出超過」となっています。世代別に見ると、35~59歳が-1365人と転入超過数が最も少なく、次いで60歳以上が-622人、0~19歳が-83人。20~34歳の単身若年層のみ、2034人の「転入超過」となっています。

【中山登志朗さんはこう見る】

 まず、23区内で総数が転出超過になっているのは豊島区、新宿区のみです。東京23区は単身若年者層が多い地域。要は大学を卒業した人が東京で就職して結婚するまでの十数年間、賃貸物件を借りて都市部に住むケースが多いということです。この世代(20~34歳)は豊島区で2000人以上、新宿区でも1000人以上と転入超過していますが、一番多い大田区では約8700人と大幅な転入超過を記録しており、相対的に単身若年者層の流入数が少ないという特徴があります。

 それに対し35歳以上は新宿、豊島、大田どこも転出超過数が多くなっています。ファミリー層になると、物件価格や賃料が安価な地域に引っ越す人が多く、また、0~19歳のお子さんが1人で出ていくことはほぼないので、親と一緒に転出するということになります。豊島区は単身若年層以外はすべての年代で転出超過になっており、単身若年層もほかの地域に比べて特別転入超過数が多いわけではないので、結果的に転出超過総数のほうが多くなっているということですね。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

「ライフ」のアクセスランキング