香港人権法案、米上下両院で可決 ネットでは「日本は何をしているんだ」「桜見てる場合か」の声

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 米国連邦議会の上下両院が、香港のデモ参加者らを支援する「香港人権法案」を全会一致で可決したことを受け、ネット上では米国の素早い対応を評価する声が広がっています。同法案は今後トランプ大統領が署名すれば正式に成立することになります。

 香港人権法案は、香港の人権や民主主義を尊重し、高度な自治を支援する内容。米議会では人道的対応として速やかに可決された一方で、香港政府や中国政府からは「内政干渉だ」として強い反発の声が挙がっています。

 これに対し、日本国内のSNSなどでは「非常に重大な法案だ」「安心した」「香港の自由と人権を守る目下最善の方法」といったコメントがあり、SNS分析ツールによる調査では、関連ツイートの85.2%が「ポジティブ」に分類される内容でした。

 「ネガティブ」に分類されたツイートも、米国と比較して日本の対応を問うものが多く、「日本は何もしないの?」「日本はまだ桜(を見る会)かい」「香港の人々の命が失われているのが本当に辛い」といった内容を含むもの。一方、「だからといって『桜を見る会』にまつわる問題がどうでもよくなるわけではない」という意見もありました。

 同法案はトランプ大統領が署名をするか、署名をせずに拒否権を発動した場合でも、上下両院で3分の2以上の支持があれば成立します。法案成立の場合、中国政府関係者が報復措置を明言するなど米中関係の悪化は必至と見られており、 引き続き進展が注目されています。

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