「遅延が少ない」東京圏の路線ランキングTOP45! 1位は「野田線」【2020年発表】
東京の生活で悩まされるのは、電車の遅延の多さ。特に複数路線で直通運転がされているような場合は、1つの路線での遅延が他にも波及しやすくなっています。
今回は、国土交通省の資料をもとに「遅延しやすい東京圏の路線ランキング」を作成しました。順位は、1カ月あたり(平均20日間)で遅延証明書が発行された日数から算出しています。早速ランキングを確認していきましょう。
(出典:東京圏の鉄道路線の遅延「見える化」)
第3位:東急大井町線
第3位は大井町線でした。1カ月当たりの遅延証明書発行日数は、およそ2日です。
東京都品川区の大井町駅と神奈川県川崎市の溝の口駅を結んでいる東急電鉄の路線です。大部分は大井町駅-溝の口駅間の折り返し運行になっていますが、一部田園都市線直通電車があり、鷺沼駅・長津田駅・中央林間発着で運転されています。
大井町線の遅延が少ない理由としては、新宿のようなターミナル駅が路線内に入っていないことでしょう。路線の乗り入れが多ければ多いほど、他の鉄道の遅延の影響を受けやすくなります。
第3位:京王井の頭線
同じく3位にランクインしたのが、井の頭線でした。1カ月当たりの遅延証明書発行日数は、およそ2日です。
京王線、京王相模原線と並ぶ京王電鉄の主要路線であり、渋谷と吉祥寺の間を結んでいます。「関東の私鉄の中で、最初に冷房率100%を達成した路線」としても知られています。
井の頭線の起点である渋谷駅は日本の代表的なターミナル駅ではありますが、JRや東京メトロとの直通運転もなく、駅構内の改札も大きく離れています。そのため他の路線の影響を受けづらく、結果的に遅延日数が少なくなっていると言えるでしょう。
第2位:東急多摩川線
第2位は東急多摩川線でした。1カ月(平均20日間)当たりの遅延証明書発行日数は、およそ1.7日です。
東京都大田区にある多摩川駅と蒲田駅を結んでいる多摩川線。各駅停車のみの運行で、駅数は7つと都内でも規模の小さい路線です。
東急多摩川線の遅延が少ない理由として挙げられるのは、とにかくコンパクトな路線であるという点でしょう。各駅停車の運行しかなく車両も3両編成、大きなターミナル駅を通らず運行しているので、遅延のリスク要因が少ない路線と言えます。
第1位:東武野田線
第1位に輝いたのは野田線でした。 1カ月(平均20日間)当たりの遅延証明書発行日数は、およそ1.1日です。
埼玉県さいたま市の大宮駅から、千葉県船橋市の船橋駅を結ぶ鉄道路線です。 東武鉄道は全体的に遅延日数が少なめですが、他の路線に大差をつけて1位となりました。
遅延日数が少ない理由として挙げられるのは、埼玉県と千葉県を結ぶ路線であり、首都圏で最も混雑する東京を通っていないことでしょう。大宮駅は非常に発展した駅ではありますが、やはり東京の主要駅に比べれば、遅延の日数は抑えられています。
ランキングTOP45の全順位は、次のページからご覧ください!
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