ロッテの香水ガム「イブ」29年ぶり復活! 「クイッククエンチ-Cガム」も再登場
ロッテは8月20日に香水ガム「イブ」と「クイッククエンチ-Cガム」を発売します。
香水ガム「イブ」
「イブ」は1972年に発売され、香水ガムとして親しまれた商品。1995年ごろに販売を終了しており、板ガムとして29年ぶりの発売となります。
キンモクセイの香りをベースに、ローズ、ジャスミンを加えた華やかな香りが広がる発売当時の味わいを再現。パッケージも当時の金色で縦型のデザインを再現しています。9枚入りで価格はオープン (想定小売価格129円前後)。
「クイッククエンチ-Cガム」
「クイッククエンチ-Cガム」は1978年から1992年ごろ販売されていた商品で、最近では2022年に復刻し、2年ぶりの発売となります。
爽やかなレモンの香りと噛み始めから口の中に広がるパワフルな酸味が特長で、当時の味わいを再現。デザインもスポーツシーンをイメージしたイラストを配置した当時のデザインを再現しています。9枚入りで価格はオープン (想定小売価格129円前後)。
復刻の背景
ガム市場が2023年度以降回復し始めていることに加えて、若年層を中心としたレトロブームの影響もあり、特に若い世代で板ガムが好調とロッテは説明。
「かつてこれらのガムを噛んでいた方には、当時の思い出と懐かしい味の両方を噛みしめてお楽しみいただき、今回初めて知る方には、いつまでも色あせない味わいをお届けいたします」(ロッテ)
懐かしい味わいやパッケージを通して、板ガムならではの味わい、ノスタルジックなデザインを幅広い世代に楽しんでほしいとしています。
ロッテ ガム担当者のコメント
「イブ」の開発を行った1970年代初頭は、女性を中心に身だしなみやエチケットに対する意識が高まっていました。そこでお花の香りが漂う香水のようなガムを作れないか…と考え、香水の本場フランスの調香師と共同で「イブ」を開発しました。香水の香りのガムとして開発すると、食べづらいものになってしまいますが、調香師と共同開発したことで、華やかなフローラルの香りとおいしさの調和のとれた味わいを実現することができました。
パッケージも香水を意識して、当時は珍しい縦の箱型形状にし、化粧品のようなデザインにしました。高級感のあるパッケージと華やかな香りが特に印象に残っているというお客様のお声もSNSなどで拝見しています。
発売当時を再現した板タイプの発売は29年ぶりですので、ぜひこの機会に噛んでみていただきたいと思います。
「クイッククエンチ‐Cガム」は、商品のパッケージにスポーツシーンのイラストが描かれたのはなぜなのか、不思議に思う方がいるかもしれません。開発当時、今では信じられませんが、部活動や運動中に水分を摂ってはいけないと言われていた時代でした。そこで「実際に水分補給はできないまでも、ガムでのどを潤した気分になれないか」と研究員が熟慮した末、パワフルな酸味のあるガムを開発。レモンの砂糖漬を運動中に食べていたことからヒントを得て、レモン味のガムに決定しました。
懐かしい味わいを当時の思い出とともにお楽しみいただけたら嬉しいです。
ほかにもあった香りのガム
「イブ」のヒットにより、その後香りのガムはシリーズ化され、花香ガム「ローラ」(1976年発売)、森の香り「ロブ」(1980年発売)、バラの香り「ドナ」(1984年発売)が登場しています。
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