ねとらぼ
2020/07/05 12:05(公開)

スラムダンクで一番好きな「桜木花道の名言」は? 人気投票実施中!【解説付き】

 弱小校だった湘北高校バスケットボール部が、世間の評価をくつがえして駆け上っていくバスケ漫画「スラムダンク」。主人公の桜木花道が、不純な理由で始めたバスケに次第にのめり込んでいく姿は、多くの読者を熱狂させました。

 数あるバスケ漫画、いやスポーツ漫画の中でも、スラムダンクはひときわ伝説的な漫画として今でも読み続けられています。その理由は、手に汗握る試合内容や魅力的なキャラクターたち、鮮明に記憶する名シーン、そして作中で生まれた数々の名言が色あせないからではないでしょうか。

 特に花道は主人公ということもあり、笑える名言から泣ける名言まで、さまざまな言葉を残しました。そこで今回は「桜木花道の名言」の人気投票を開催します!

「スラムダンク/井上雄彦」公式サイトより引用

 それでは、アンケート対象となっている「桜木花道の名言」を紹介します。

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「大好きです。スポーツマンですから」

 湘北高校の入学初日、一目惚れした晴子に「バスケットは……お好きですか?」と聞かれたときの花道の一言。

 晴子に気に入られるために、バスケットボールが大嫌いだった花道があっさりと手のひらを返した瞬間です。これがまさか作品のクライマックスで効いてくるとは……当時は思いもしませんでした!

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「フンフンフンフンフンフンフンフンフン!」

 作中では何度も、花道の身体能力や常人離れした体力を見せつけることになる「フンフンディフェンス」。その初登場時に飛び出た名言(?)です。 

 発動したきっかけは、バスケ初心者である花道が、バスケ部のことを「タマ入れアソビ部」と称したことで、バスケ部主将の赤木剛憲(ゴリ)を激怒させたシーン。その際に開催された変則ハンデマッチでの出来事でした。

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「リバウンド王桜木!!!」

 湘北のライバル校「陵南高校」との練習試合前、赤木が「リバウンドを制す者は試合を制す」という言葉を花道に伝えます。これに触発され、類まれなるリバウンドの才能を開花させたときの自画自賛の名言です。

 この言葉は、回を追うごとに真実味を増していきましたね。当時、バスケの詳しい知識はなくても、リバウンドは知っているという人が増えました。

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「オレ…なんか上手くなってきた…」

 対「翔陽高校」戦にて、公式戦で初めてダンクシュートを決めた花道。翌日、洋平とともに体育館を訪れ、再びダンクを決めます。確かな手ごたえを感じたあと、洋平に向かって静かにつぶやいたセリフです。

 いつもは自信過剰でビッグマウスを連発している花道が、ものすごいスピードで上達していく自分に気づき、思わず素に戻って発してしまったような名言です。

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「ゴール下のキングコング・弟!!!」

 インターハイ出場を賭けた海南高校との試合中、怪我により一旦控室に下がることになった赤木。湘北の圧倒的ピンチの中、花道は「オレに今できることをやるよ!! やってやる!!」と、静かに闘志を燃やします。

 ゴール下の守護神「センター赤木」不在の状況で、花道が自らを冷静に分析して、数少ないできることの中から選択したのは、花道が自ら「キングコング=赤木」の弟だと称し、ゴール下を死守することでした。この名言が飛び出した後、マネージャーの「彩子」が赤木に言った言葉も泣けます……。

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「根性みせろよミッチー!!」

 海南高校戦、試合時間残り1分の展開で、赤木からパスをもらった「三井」はうまくさばけず、木暮のフォローでピンチを切り抜けます。

 へばってしまった三井に対し、花道はチョップをし、このセリフを放ちます。この言葉に三井の闘志が再燃。花道に顔面チョップで反撃し、「オレは“最後まであきらめない男”三井だ!!」と気合いを入れ直しました。

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「戻れっ!! センドーが狙ってくるぞ!!」

 天才と謳われる「仙道彰」を擁する陵南高校戦で、赤木のシュートが外れるものの、花道が拾ってダンクを決めるファインプレイ。しかし花道は喜ぶどころか一切気を抜かず仙道を警戒して、この言葉でチームを鼓舞します。

 直後に試合終了となり、湘北高校が神奈川県代表の2番手として、インターハイ出場が決定。試合終了後、仙道の見せた表情が印象的でした。

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「めがね君引退が伸びたな、この天才のおかげで」

 インターハイの県予選敗北と同時に、引退となる3年生の赤木と木暮。彼らがインターハイ出場に並々ならぬ賭ける思いを持っていることは、チームメイトとして接してきた花道にも伝わっていました。

 インターハイ県予選の最終戦となる「陵南高校」戦では、花道も大活躍。見事インターハイ出場を決め、この名言を小暮に贈りました。「泣かすなよ、問題児のくせに」という、小暮の返答も名言のひとつですよね!

「さぁ、整列だ」

 インターハイ出場枠を賭けて陵南高校と戦い、見事出場権を勝ち取った湘北高校。試合終了後、コートに立ち尽くす赤木は背中を向けて涙を流します。

 そんな赤木に歩み寄り、肩を抱いて口にしたのがこの名言です。顔をクシャクシャにして涙を流す赤木と、微笑む花道。海南戦の試合終了後、悔し涙を流す花道と赤木のやり取りが伏線となっています。作中屈指の名シーンとして、2人のアップが心に残る人も多いのではないでしょうか?

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「ヤマオーはオレが倒す!! By天才・桜木!!」

 インターハイに出場し、強豪「山王工業」との一戦に臨んだ湘北高校。どんどん点差が開き、湘北サイドに暗雲が立ち込める中、花道は突然記者席のテーブルに立ちこのセリフを会場内に響かせ、空気を変えます。

 花道がまだバスケ初心者だったころを思い出す印象的なシーンですね。ただやるべきこと、期待された自分など、さまざまな感情が花道の胸に沸き起こったのでしょう。自分だけではなく、「これで勝つしかなくなったぜ」と味方をも鼓舞する。そこにはもう、「バスケ初心者の桜木花道」の姿はありませんでした。

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「おめーらバスケかぶれの常識は、オレには通用しねえ!! シロートだからよ!!」

 意気消沈していた湘北メンバーや会場に向け、「ヤマオーはオレが倒す!!」と言い放った花道。しかし大きく開いた点差に、湘北メンバーは不安を拭い去れません。

 主将の赤木でさえ、「もう勝てねーとでも思ってんのか」と、花道に言われる状況でした。さらに「おめーが簡単に言うよーな点差じゃねー」と、諦めの悪い三井に言われ、花道はこの名言を残します。

「大好きです。今度は嘘じゃないっす」

 山王工業戦で、ダンクを決めた後倒れ込む花道。背中に怪我を負った花道は、もうろうとする意識の中で、物語冒頭の晴子による「バスケットは…お好きですか?」という問いを思い出し、その返事を伝えます。

 まさかここで、第1話の伏線が回収されるとは……。もともとは伏線のつもりはなかったのかもしれませんが、すべての読者が鮮明に記憶している名シーンではないでしょうか。

「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? 俺は……俺は今なんだよ!!」

 安西先生は、花道の背中の負傷に気づきながらも、その活躍や成長に心奪われますが……「あと少しで一生後悔するところでした」と花道に伝え、倒れた時点で退場を勧めます。

 しかし花道は、今が自分の栄光のときだという強い意思を伝え、再びコートに戻るのです。コートに戻った花道は、冗談と強がりが入り混じった会話をチームメイトと交わしました。

「左手はそえるだけ…」

 バスケ素人の花道が、シュート練習の際に赤木から教わっていたポイント。山王工業戦での瀬戸際、1点差となったところで流川の動きを見ながらシュートのシミュレーションをしてつぶやく名言です。

 このあとに続くシーンは、いつ読んでも全身に鳥肌が立ってしまうほど興奮しますよね! スラムダンクは、最後まで名シーンを描いてくれました!

「天才ですから」

 山王工業との激戦を終え、次戦であっさりと敗北を喫した湘北高校。その後花道は、背中の傷の治療に専念します。

 最終回、晴子からの手紙を読み、活力を得てリハビリに臨む花道は、看護師のねぎらいの言葉に対し、「天才ですから」と答えて、物語は終了(ジャンプ掲載時の第1部完だと信じたい!)しました。

その他

 今回選択肢とした「桜木花道の名言」は以上です。もちろん、今回は紹介しきれなかった名言も多数あるため、他の言葉が名言として心に残っている人もいることでしょう。そんな人は「その他」へ一票入れて、コメント欄に自分の好きな名言を書き込んでください。よろしく願いいたします!

アンケート

あなたが一番好きな「桜木花道の名言」は?
実施期間:2020/07/05 00:00 〜 2020/08/04 23:59
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