「認可保育園に入りにくい」東京23区ランキング 1位は江戸川区 城東エリアが上位に

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 スタイルアクトが運営する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」では、「東京23区認可保育園入りにくい駅ランキング(2025年度入園版)」を発表しました。

 今回は、その中から「東京都区部 0歳児の認可保育園に入りにくい行政区ランキング」を紹介します。

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調査概要

調査期間2024年10月時点各行政区により公表されていた最新データをもとに作成
調査対象・町丁目ごとの0歳児人口は、各区役所が上記時点で公表している最新データを利用
・一部、町丁目ごとの0歳児人口を公表していない自治体については、行政区単位の0歳児人口の合計を町丁目ごとの0歳児を含む年齢別人口の値を元に按分推計し算出

(出典元:東京23区 認可保育園入りにくい駅ランキング(2025年度入園版)公表

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【東京23区】「認可保育園に入りにくい行政区」ランキング

画像:写真AC(画像はイメージです)

 このランキングは、2024年10月時点で各行政区が公表していたデータを基に、2025年4月時に0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計したもの。「待機児童数」の定義は行政により異なるため、同ランキングでは各行政区で町丁目毎の0歳児人口を調査し、0歳児人口の総数を最大需要と推計しています。

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江戸川区は2年連続1位、台東区は2位に急浮上

 第1位は「江戸川区」で、0歳児人口は4420人、各保育施設の0歳児定員数は577人でした。倍率は7.66倍となっています。江戸川区では、保育園の新設などにより受け皿を増やし、2023年4月1日時点で待機児童ゼロを宣言しているものの、同ランキングでは前年に続き1位となりました。

 注目したいのが、続く2位「台東区(4.02倍)」。前年の5位から順位を上げており、0歳児人口は12.9%増加しています。台東区は、2023年の人口増加率が全国の市区でトップを記録。再開発やマンションの建設が進み、注目を集めているようです。

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上位には「城東エリア」が多くランクイン

 今回の結果では、江戸川区や台東区をはじめ、江東区や中央区といった「城東エリア」が上位に多くランクインしていました。城東エリアは、江戸の中心であった地域を含み、下町と呼ばれることも多い地域。交通の便が良く、銀座のある中央区を除き、物価や賃料が比較的安いのも特徴です。

  オフィスが集中している都心3区(千代田区・中央区・港区)に通勤しやすいため、独身時代から住んでいる人も多いでしょう。近年は、この城東エリアでファミリー向けマンションなどが増えたことから、そのエリアでの出生人口が増える要因になっているようです。しかし、出生人口の増加に対し、認可保育園の定員拡大などが追い付いていない状況にあるのかもしれません。

 各行政がさまざまな待機児童対策を実施していますが、保護者が求職活動を休止しているなどの理由から待機児童とカウントされない「隠れ待機児童」が多くいるともいわれています。このような問題を解消するため、さらなる対応が求められます。

 「認可保育園に入りにくい東京23区ランキング」の全順位は、以下からご覧ください。

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第23位:千代田区(2.04倍)

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第22位:新宿区(2.36倍)

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第21位:豊島区(2.40倍)

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第20位:葛飾区(2.63倍)

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第19位:文京区(2.69倍)

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第18位:板橋区(2.75倍)

第17位:品川区(2.85倍)

第16位:目黒区(2.89倍)

画像:写真AC

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