ワークマンの「防水防寒ジャケット」は東北の冬に勝てるのか? 雨の日にバイクで走ってみた

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 バイク乗りにとって、冬というのは地獄のような季節です。夏はバイクで走っている間は、体に常に風を受けているので、それなりに涼しいですが、冬はそうはいきません。風を正面から感じながら走るバイクは、天然空冷システムで体を冷やし続け、夏だとしても雨の日は寒いと感じますよね。冬は、地獄なんですよ……マジで。

 作業服や安全靴などを取り扱う「ワークマン」はアウトドアウェアの開発・販売も行っており、「フィールドコア」「ファインドアウト」「イージス」といったブランドを展開しています。特に「イージス」は雨天時の作業現場などに不可欠な防水機能を搭載したウェアに特化しており、バイクツーリングや釣りといったアウトドアを楽しむ人に向けた商品を販売しています。

 本記事では、そんな「ワークマン」から販売されている「イージス防水防寒サーマルジャケット」を着て、冬のツーリングに出かけてみた体験レポートをお届けします。

愛車「W800」と「イージス防水防寒サーマルジャケット」

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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「イージス防水防寒サーマルジャケット」の力とは?

画像は「ワークマン」公式サイトより

 「イージス」は上記の通り、雨天時の作業などに特化したブランド。今回手に入れた「イージス防水防寒サーマルジャケット」の耐水圧は20000mm、透湿度は20000g/m2/24hという高性能なジャケットです。遠赤外線サーマルわたを使用しており、未加工わたと比べ保温性+6度というバイクにピッタリな性能です。

 こういった防寒ジャケットを着る際は中にも着込むので、少し大き目のLLサイズをチョイスしました。身長175cm、体重90kgの運動不足な体格の著者ですが、肌着の上に厚手のトレーナー、その上に薄いダウンジャケットを着ても、普通に着ることが出来ました。

反射材のイージスマーク。右肩辺りにあります

 背中の右肩辺りに反射材となっているイージスのロゴマークもあり、夜間の視認性にも配慮されています。手触りはサラサラで、清潔感のある質感なので、普段着としても使用できそうです。

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気温5度のツーリング

 バイク乗りというのは、冬でもバイクを動かしたくなるもので、どうにかこうにか防寒対策をして、バイクに乗ります。特に筆者が現在住んでいる宮城県は、東北地方ではまだマシな方ですが、それでも冬には極寒になります。12月序盤、最高気温が7度ほどだった宮城県から、福島県相馬市にある松川浦まで片道約40kmのツーリングに出発します。出発した時間の気温は5度でした。

マジックテープで絞れる袖口。裾にゴムが入っていて腰にフィットするのも保温性を高めていそう。
防水ファスナーの胸部ポケットと腹部のポケットには結構物が入ります

 袖はマジックテープで絞れるようになっており、首元もしっかりガード。胸部と腹部にポケットが2つずつ付いており、貴重品の収納には困りません。荷物をあまり積めないバイクツーリングにはありがたいですね。

 「イージス防水防寒サーマルジャケット」を着ていざ出発!

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雨も風も通さない!

 この日、宮城県と福島県の県境あたりでは雨の予報でした。どの程度の耐水性があるのかを見たいという気持ちから、予報通り降ってくれと祈りながら南下。バイクで走って正面から風を受けて、まず思ったことが「じわっとくる寒さがない」ということでした。普通のライダースジャケットを着用して、冬の日にバイクで走っていると、バイクに乗った瞬間からじわじわと寒さを感じます。

 しかし、「イージス防水防寒サーマルジャケット」では風を感じつつも、ジャケットの内部にはほとんど風が入ってこない! 体温がしっかりジャケットの中で保温されている、というのが感覚で分かりました。これで3900円は、破格という他ありません。

雨でずぶ濡れになりましたが、はっ水性が高く、走っていると水気はどこかへ

 その後、福島県相馬郡新地町に入った辺りから、そこそこ強い雨も降りだしました。ヘルメットやジャケットにパチパチと当たる雨粒。完璧に雨を弾いており、一切の侵入を許しませんでした。

画像は「ワークマン」公式サイトより

 ちなみに下半身は、釣り用に手に入れた、ワークマンが上下セットで販売している「イージス防水防寒スーツ」のズボンを着用。こちらも耐水性・保温性に何の問題もありませんでした。後日、こちらを使用して釣りに行ったレポート記事を公開する予定です。

海に虹が突き刺さっているみたいでした。

 相馬港に到着する辺りで雨が止み、日も差してきました。松川浦に到着した頃には夕日がまぶしいくらいに。太平洋上には虹が出ていました。夕日が映る松川浦と虹が出る太平洋に挟まれ、ちょっと幻想的な雰囲気が楽しめました!

 ついでに浜焼きを楽しめる「いさみや」に寄って、タイの塩焼きとイカ焼きを購入しました。うん、おいしい!

 この時点で16時手前くらいになっており、日が暮れてきました。帰り道は徐々に気温が下がってきますが、自宅までの道のりも指先以外は全く冷えずに快適なツーリングになりました。

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3900円で買えるコスパ最強の「イージス防水防寒サーマルジャケット」

 ここまで12月の東北で、「イージス防水防寒サーマルジャケット」を着てバイクツーリングをしてきたレポートを書いてきましたが、マジで3900円は破格です。これからさらに寒さが厳しくなりますが、普段使いするジャケットとしても優秀なので、自信を持っておすすめします!

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