実録「誰も知らない」学歴なし、医療保険なし、壮絶過ぎる人生！ ねほりんぱほりん「戸籍のない人」【特選ねほぱほ】

10数年引きこもり生活を送った末に……

　 ネット上で盛り上がったポイントの2つ目のポイントは、もう一人のゲスト、ミユさんの壮絶な引きこもり生活についてです。

　戸籍がないことを教えてもらえず怒りを覚えた結果、部屋に閉じこもる生活を10数年続けたミユさんに「ネットがない時代の引きこもりはキツいよね」「この人に落ち度はないのに」「よく復帰できたな」など同情の声が。

　また、ミユさんの母親はDV夫から逃げて、離婚しないまま別の男性との間にミユさんを設けたとのことで、「子どもに戸籍与えるよりも、離婚の方が大切なの？　普通順番逆じゃね？」と親の行動を非難する声も見られました。

「クローズアップ現代」で無戸籍の人を知って行動に

　ミユさんは、引きこもり生活の中で「自分がなくなっていくような感じ」があったそうです。そんなある時、NHKの「クローズアップ現代」で無戸籍の女性が戸籍取得をする様子を見て、ミユさんは一念発起したといいます。その話にネット上では「やるやんクロ現」「クロ現いい仕事した」「メディアの力ってすげぇな」と番組の功績を称える声が多数飛び交います。同時に、「窓口もわからんもんね……」と、“常識”を知ることができる幸せを感じる声も寄せられました。

　そこから母親の離婚裁判を起こし、2年かけて戸籍を取得できたというミユさん。「よかったね」「ミユさん偉い」とねぎらう声の一方「ここでやっと離婚の裁判」「2年かかったの……」「元旦那がゴネたのね」「それは親がしなきゃダメだろ」など、さまざまな声が集まりました。

まとめ

　「家族を支えるために戸籍が欲しい」と思ったというミユさん。一方、ショウタさんはすでに義母を亡くしており、実母の消息も不明であることから「日本人である証明ができない」として、届出を受理してもらえないそうです。しかし支援団体の協力で住民票を取得し、会社員として働いているとのこと。

　戸籍がない人にもさまざまな事情がありますが、わが国の法改正も含めて戸籍取得がスムーズにいく世の中になってもらいたいものです。

今回紹介した「ねほりんぱほりん『戸籍のない人』」はAmazonプライム・ビデオで視聴できます。