東京23区で泊まりたい「旅館」9選！【人気投票実施中】

　東京23区内には、都会の喧騒を忘れさせてくれるような魅力的な旅館が数多く存在します。昭和レトロな情緒漂う老舗旅館から、モダンなデザインと和の趣が融合した都市型温泉旅館まで、そのスタイルは多彩。近年はインバウンド需要の高まりで価格も上昇傾向にありますが、実はコストパフォーマンスが高く、都心にいながらゆったりとした旅情を味わえる宿も少なくありません。

　本記事では、「気軽に和の癒やしを楽しめる宿」を探している人に向けて、東京都内23区の旅館から、値段とサービスのバランスに優れた厳選9軒を紹介します。

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著者・編集者：とらくろ

漫画と音楽、お酒を愛するライター・編集者。大切なことはすべて『ブラック・ジャック』から教わりました。ファッション、旅行、グルメなども広く好きです。猫に癒やされながら生きています。

東京23区で泊まりたい「旅館」を紹介

　東京メトロ千代田線「根津」駅から徒歩で7分ほど、下町・谷中の住宅街にたたずむ家族経営の「澤の屋旅館」。館内は木造家屋を改装した全室畳の和室で、アンティーク調度やステンドグラスが趣を添えています​。館内には季節ごとの日本伝統行事の飾り付けが施される他、日本の伝統芸能として親しまれる「獅子舞」の実演が見られるなど、日本文化を感じられる工夫が満載です​。檜風呂・陶器風呂の共同浴場は貸切利用も可能でゆったりくつろげるでしょう。

　同じ谷中エリアには「勝太郎旅館」もあります。こちらは1951年（昭和26年）創業で、客室は8～10畳の和室が中心。徒歩数分の場所には設備をモダンにした「アネックス勝太郎旅館」もあり、用途に応じて選べます。英語対応にも慣れており外国人リピーターも多く、下町散策の拠点に最適です。

　千代田線「湯島」駅から徒歩5分ほど、下町情緒が残る一角にあるのが創業50年以上の「ホテル江戸屋」。「ホテル」の名が付いているものの、全館和風スタイルなのが特徴です。昭和レトロな雰囲気ながら清潔に手入れされた館内は畳敷きに布団の和室が中心で、1階には小さな茶室と庭園、最上階6階にはサウナ付きの大浴場を完備。コインランドリーもあり長期滞在にも便利です​。

　このほかにも、夏目漱石や森鴎外ら文豪が愛した「鳳明館」、荻窪駅から徒歩6～7分の閑静な住宅街にたたずむ「旅館西郊本館」など、都内にも数多くの旅館があります。あなたが好きな旅館はどこですか？

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