「直近の民間在庫が減少している米」産地別ランキング！　1位は「新潟県」（▲25.0千玄米トン）【2025年最新データ】

　私たちの日々の食卓に欠かせない“お米”が今、「令和の米騒動」と呼ぶべき高騰をみせています。

　連日報道される“米”に関する話題。農林水産省が全国のスーパー約1000店舗のPOSデータをまとめた直近のコメ5キロあたりの平均価格は対前年同期比で+99.3％、価格にして2032円増の4077円で、1年で2倍近くの価格となりました。

「高騰している米銘柄」ランキング！　2位は「コシヒカリ」（茨城県）、1位は？【2025年最新データ】 | ライフ ねとらぼリサーチ

　私たちの日々の食卓に欠かせない“お米”が今、「令和の米騒動」と呼ぶべき高騰をみせています。画像はイメージです（画像：PIXTA）　農林水産省は3月17日、KSP-SPが提供する全国のスーパー約1000店舗のPOSデータで米の販売価格を発表。同資料によると、20…

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　明らかに高止まりしている小売価格に政府は、「全体として在庫が極端に逼迫（ひっぱく）しているわけではない」としながら、備蓄米の放出など打てる手を進めていますが、実際の米の在庫はどうなっているのでしょうか。

　農林水産省が毎月発表している各産地の米の民間在庫は、年間玄米仕入量500トン以上の出荷段階（全農、JAなどの出荷業者）の在庫量と、年間玄米仕入数量4000トン以上の販売段階（米卸などの販売業者の在庫量）を対象に調査したもの。両方の合計（出荷段階＋販売段階）となる数値も合わせて公表しています。

　資料によると、2025年1月時点の米の民間在庫は全国で230万トン。前年比では44万トンで16.1％減少しています。以下では、農林水産省が公開している資料をもとに、2025年（令和7年）1月時点での産地別民間在庫の変動（前月比）をランキング形式でまとめました。全国平均ではこの1カ月で24万トン在庫が減少していますが、在庫が大きく減少している地域はどこだったのでしょうか（単位は千玄米トン）。

第2位：北海道（▲19.4）

　第2位となったのは「北海道」でした。2025年1月時点での北海道産米の在庫量は272.2千玄米トンで、前月と比べて19.4千玄米トンの減少となっています。対前年での在庫量の差は▲6.7千玄米トンでした。

第1位：新潟県（▲25.0）

　第1位となったのは「新潟県」でした。2025年1月時点での新潟県産米の在庫量は205.5千玄米トンで、前月と比べて25.0千玄米トンの減少となっています。対前年での在庫量の差は▲ 39.9千玄米トンでした。

　上位にはこれら2地域をはじめ、米の生産が多い産地が名を連ねました。すべてのランキングは、以下からご覧ください。